メッセージ [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルメッセージ [Blu-ray]
発売日2017-10-18
監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演エイミー・アダムス
販売元ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
JANコード4547462113474
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » SF

購入者の感想

原作はだいぶ前に読んでいたが、すばらしいハードSFだった。
科学技術が出てこなくとも、ハードSFになり得るという最良な例となる作品。

この映画は、その原作の大筋をうまく映像化しているものの、やはり映画、視覚的な効果を優先したがために
説明不足になり、低評価のレビューにあるような「置いてきぼり感」を見たものに与えているのは否めない。

ヘプタポットが、人類にとっては初歩的な数学には反応を示さず高度な数学に反応を示す下りも、彼らがどう宇宙を認識しているのかを示唆する重要なポイントなのだけど、映画ではちらっと一回の会話に出るだけ。

話の軸になる彼らの文字も、この映画で再現されていたようなものでは無かった
(映画内のヘプタポット文字は視覚効果は非常に高く美しいと思うが)

円形の文字にしたが故に、そこで閉じてしまい、彼らの文字の「各部位が有機的に接続し、それぞれの角度・位置によって文章の意味が変わる」という特徴がわかりにくくなっている。
画面いっぱいに広がる小さな円なんかも、本来なら一つの複雑な模様になるはずだった。

これが、ヘプタポットは常に時間全体を認識しているがために、どんなに長く複雑な文章でも書き始めから書き終わりまでの全体が見えており、またそういった知性でなければ扱えない文字だという謎解きのヒントにならなければいけないところ、そのあたりがないがしろだったために映画しか見てない人は
「え?3000年後?なんで予知能力授かったの?」
程度の印象になるのではなかろうか。

とはいえ、原作に忠実になりすぎれば大学の講義を受けているようなつまらない映画との評価になっただろうし
そもそも大衆向け映画にするには難解すぎるテーマだったのかもしれない

レンタルで視聴いたしました。SFには余り素養が無く原作も未読ですが、楽しむ事が出来ました。
淡々とした静かな演出で、物語が紡がれていくのには時間を忘れ見入ってしまいました。2時間という長さを感じさせません。
某アニメ映画と通ずる部分もあるように思ったり。人生とは、想いとは…ラストの余韻の中で色々と考えさせられる映画でした。

いゃ〜 おもしろかったです!
怖ろしいエイリアンが地球に侵略してきて激しい戦いになるとかそんな話ではないです。
原題は「Arrival」到着って意味ですね。もとは「あなたの人生の物語」という短編小説。ちらっと読んでみましたがフェルマーの原理だとかセマグラムだとか難解です。
しかし「メッセージ」って邦題もなぁ…「H・A・N・N・A・H」もいいけどな。
テレビのニュースをつけたらこの映画みたいにあの飛行物体が浮んでいるといいのに。
わが新潟県には「ばかうけ」というお菓子がありドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は日本に来日した際「宇宙船はばかうけを真似た」と言ってましたが冗談でしょう。
タコだの墨だの言う人もいますがそういったレベルの話ではないですね。そんなことは瑣末なことに過ぎません。
エイミー・アダムスがいいですね。主演女優賞にノミネートされたくらいですから。2002年の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の時から好きでした。
さてこの映画に込められたメッセージですが…正直難しいですね。何回か観ないと理解できないのかもしれません。
この女性は未来が見え悲しい結果になることも知りながらあえてあるがままにしていました。ひとには未来を見とおせる能力はないけれどわかることもあります。老いていつかは死ぬ。悲しみや苦しみもある。だからといって悲観して今すぐ死ぬことなどせずその日まで精一杯生きることが大切。
それと彼らのような存在が現れでもしなければひとつになれない今の世界の現状が嘆かわしいです。「戦争には勝者はいない。ただ未亡人だけが残される」
…3000年後に何があるんですかね?

監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ、音楽ヨハン・ヨハンソンのコンビでは
3本の作品。監督は「複製された人間」など分かり辛い作品もある。
しかし本作は難しい言葉が登場するが、内容自体は平易。

宇宙人との言葉が通じないために、人間は恐れ、警戒しますが、
主人公はコンタクトを取ろうとします。
現実、EUでは移民たちの言語に対して寛容で、自国語を強制するといった政策は
できない状況になっている。それが、現在の欧州における様々な問題を引き起こしたと
言われている。一方で我々日本人と同等レベルの日本語を話す外国人と出会うと、
親近感を抱き良い関係を生みます。

本作では言葉というのは相手の言っている話を理解するということだけではなく、
お互いの緊張を緩和させ、さらに友好的な関係へと導いている道具であると
言っていると思います。言語の無い昔の人はどうしていたのかと思い、
歴史を勉強したくなりました。

好きなシーンは、主人公ルイーズが防護服を脱ぐシーンで、
相手に敵意が無いことを示す意味を持つ。
日ごろ外国人に会うとジュエスチャーで相手の話に答えようとする
自分自身を思い出した。

音楽は前作「ボーダーライン」では緊張感をあおっている音楽で
映像と音楽の親和性の高さと引き換えに、とてもサントラで聞ける音楽ではなかった。
しかし、本作は親和性の高さはもちろん、夏の暑い時期に車でかけたくなる音楽でした。
監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ、音楽ヨハン・ヨハンソンのコンビで作られる
ブレードランナーの続編がとても楽しみです。

おススメです。

sfを期待して観る人には物足りなさを感じるのかもしれませんが、人生についてを考えるメッセージ性を感じられるとじわっとするものが感じ取れます。
賛否が分かれるかもしれませんが、主人公が女性なので出来れば女性に見てもらいたいけど、sfということで避けられていたら悲しい
「地球が静止する日」と似たようなテーマかと思っていたが違っていた

宇宙船のデザインや、アボット&コステロ、シュールなデザインの表意文字などのビジュアルの素晴らしさはもちろん、やはり特筆すべきは冒頭とラストでのハンナという少女についてのフラッシュバックでしょう。まるでタルコフスキー作品を連想させるこれらのイメージで、主人公とその娘ハンナの未来と過去を観る方に委ねた、その想像力の素晴らしさ!!都市サイズの宇宙船が性懲りもなく再度地球を襲う、どこかのバカ映画の監督さんは大いに見習うべし!!

劇場で鑑賞させて頂きました。
数々の表彰もされており特に音響関係の受賞が多かった作品。

各国様々な場所に複数の宇宙船が突如飛来。
エイリアンとコンタクトを取ろうにも彼らとコミュニケーションができない。
そこで言語学者の女性ルイーズに彼らとのコンタクトを依頼。
エイリアン達は人類に対し何をするために訪れたのか。

「2001年宇宙の旅」「コンタクト」系の
ファーストコンタクトものSF映画です。

テーマは「時間」
見終わった後、すべてのストーリーが一本の軸でがっちりはまる。
もし自分が主人公ルイーズのようになれたとしたら…

言語文化の違いはその国の文化を体現する。
彼らの描く言語はたった一つの円で表される。
その意味とは…

またヨハン・ヨハンソンの作った音楽もより雰囲気を醸し出し
「カンガルー」と銘打った音楽は作品内でも意味あるワード。

宇宙船が縦に浮かび都会でなく自然の中に現れる画も不思議で静かな美を感じます。
一方で宇宙船内は無機質。「エイリアン」シリーズを思い出させる造形。

直近でSF大作「インターステラー」がありましたが、
作品内の内容を言うと見る楽しみが半減してしまうので
予備知識ゼロで鑑賞していただきたいです。

特典や音声解説などに期待を込めて。
強いて言えばDVDセット不要にして安価にしてほしい。

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