BLUE GIANT SUPREME(2) (ビッグコミックススペシャル) の感想

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参照データ

タイトルBLUE GIANT SUPREME(2) (ビッグコミックススペシャル)
発売日2017-07-14
製作者石塚真一
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

ドイツでの大君の頑張りを読んでいると、不肖40歳過ぎのオッサンではありますが、色々と学ぶべきことも多いなと感じます。

一つは、物事に真剣に、かつ全力で前向きに向き合うこと。
もう一つは、人に恵まれることです。

人に恵まれることは、自分ひとりで解決できる問題ではありませんが、自分の信じることに対し、常にベストを尽くす真剣さが、周りの人たちが助けてあげたいと動いてくれることにも繋がると、歳を重ねて実生活の中でも気付かされた面もあります。

仕事で見ていても、せっかく能力はあるのに斜に構えた姿勢で周りの助力を得ることができていない新人がいたりすると、勿体ないなと感じることもありますね。

楽しそうに読んでる子供たちに、ストーリーを楽しむだけでなく、その辺りまで読んでくれると嬉しいんですが、さてどうでしょうか?(笑)

勤勉実直だけど無愛想なドイツ人たちになかなか馴染めないD(大)。重厚なドイツの街並みの中で寂寥感が際立った前巻でしたが、本作では少しずつ成功へのきっかけをつかみ始めます。一話一話のクオリティはとても高く静けさの中にも次への期待が胎動し始めている感じがよく出ていると思います。ますます今後の展開に期待できる一冊でした。

SUPREME1巻、初めてクリスと出会った大がドイツに来た理由っぽく伝えた言葉、
「世界一のプレーヤーになりに。」
その後、クリスが損得関係なく親切な理由を聞いた時、クリスはこう答えていた。
「いつか世界一になる奴と、知り合えたらステキだなって」
2巻では、そんなクリスの生き方への想いが芽生えたエピソードが描かれており、彼は以下の言葉で結んでいる。
「世界はこうやって回ってるんだって・・・、世界はこうして回さなきゃなって、そう思ったんだ。」
クリスが親切で優しいのは、大に魅力を感じた部分があるのかもしれないけれど、根底はその行為自体が彼にとっての自然体なんだなと想わせられる。

2巻後半ハンナの話では影の功労者であるボリスが居るが、彼を突き動かしたのは大が初めて彼の店に来た時に発した何気ない言葉だと思う。
「こんなにいいサックスがたくさん・・・」
同じ楽器を愛し、決して特別な存在では無い大に何を感じたのか、自然とハンナを探し始めて行くボリスだが、決して大にそれを告げている訳ではない。

以前から本作は「紙なのに音が聞こえてくる様だ!」などとの賛辞を得ているが、それよりも私が推したいのは、大を囲む人達の心情をとても細かく丁寧に、決してセリフが多い訳でもなく上手く表現されていることだ。
2巻の最後に無事に大の前に現れることの出来たハンナだが、幾つかの自分への腹立たしい気持ちとして以下を挙げている。
「彼と一緒に演奏することに、少し怖気づいている自分」
サポートメンバーで満足出来ずに前に進めなかった自分が、大と一緒に演奏することで得られる新しいモノへの期待を込めての気持ちだろう。
3巻、おそらくはバンドメンバーとして組むことになるとは思うが、そこに辿りつくまでの話を早く読みたくて仕方がない。

無印1巻は黒一色の背景で学生服で演奏する大。 2~3巻は色々な背景画で演奏する大。 5巻で雪祈が出た際には表紙絵が雪祈が描かれた。
SUPREME1巻が青一色の背景で演奏する大。 2巻はドイツの街中で自信ある顔つきの大。 さて、3巻はハンナが表紙絵に来るのだろうか?

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