ユーリ!!! on ICE (アニメ版) 設定資料集 の感想

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発売日くらいに投稿したレビューが消されてます。JJの婚約者のイザベラについての説明ががっかり的なことを書いていたんですが…なんで消されたんでしょう？？本当に不思議です。他の方もレビュー消されてるみたいですし、アマゾンさんって星が低いレビューは消して行くものなのでしょうか…

設定資料集が好きなので様々な作品で買ってきましたが、本商品は『横版・片面印刷・モノクロ印刷でも問題なさそうな原画もカラー印刷』という仕様で贅沢な作りだと感じました。
細かな線やメモ書きが読みやすく、単なる立ちポーズではない動きのある絵も多いです。
動画とはまた違ったダイレクトな魅力が伝わってきます。
ただ全体の印象としては『かゆいところに手が届かない惜しい設定資料集』です。

■情報の取捨選択
海外イベントでは公開されている指輪等の設定画が、本商品では掲載されていません。
個人的に普通の版権絵では指輪がなくても気になりませんが、設定資料集であれば掲載されていて当然の情報だと思います。
少なくともドリンクボトルやシャンプーボトルよりは本編で重要なアイテムで、資料として優先度の高い設定画ではないでしょうか。

他にもキャラの私服（詳しく載っているキャラとそうでないキャラの差が激しい）、過去プロの衣装、ピチットオン衣装、一部コーチ陣、キスクラ用アイテムなど、設定としてありそうなものが掲載されていないのも気になりました。
特に通常体型時の勇利の私服（9・10話のコート姿）やピチットオン衣装、クリスのメガネ姿はだいぶ普段と雰囲気が違うので、カットされていて残念です。

放送終了以降、キャラクターの扱いでたびたび物議を醸していますが、変に情報を取捨選択をすることなく、作品に沿った情報を重要な順に扱い、ただまとめるだけのほうがファンは普通に満足すると思います。

■表紙の紙質
あまり厚みのないコート紙なので本が曲がりやすいです。
こういうタイプの資料全般に言えますが、保管が難しいので丈夫な素材にしてほしいです。

最近の公式は『資料販売直後に海外でのみ資料（未公開含む）を公開』『円盤販売直後に映像特典を無料配信』というようなケースが続いています。
公式側としては純粋なファンサービスのつもりだとしても、購入者としては複雑な心境です。
公開非公開にかかわらず手元に残したいので購入はしていますが、せめて海外限定公開ではなく、日本でも公開または商品に収録してほしいです。

設定資料をこれほどのボリュームで、しかもカラーで収録という、ファンにとって嬉しい一冊でした。
具体的な内容は他の方がレビューされているので割愛致しますが、既にアニメ誌で既出のものを含めてとても見応えがありました。
ですが、やはり指輪の資料が他の媒体で公開されていることを知った今、残念な気持ちは拭えません。
指輪の設定資料がなかったからといって、この資料集の存在を無為とまでは思いませんが、指輪の設定資料が収められておらず、
評価を下げてしまいたくなるほど残念に思ってしまうファンの気持ちも公式側にはどうかご理解頂きたい。
それだけ、作品本編で師弟の絆を表す一つとして視覚的に提示されたこのアイテムは、作品を見ていたファンにとっても、
非常に重要なものとして心に刻まれているのです。
公式側も、そのことは十分に理解されている筈。
それでも、それが公式側で非公開資料と位置づけられたものであるのなら、それは仕方のないこと。
ですが今回は、設定資料集にさえ掲載されていなかった重要アイテムの設定が、時期を同じくして別媒体で公開されたという事実に
裏切られた感を禁じえません。
あまりにも、タイミングが最悪でした。
公式側で、情報の公開・非公開の取捨選択の意思統一がされていないということなのでしょう。
もちろん、今回指輪設定を海外で公開なさったチームスタッフの方々は、海外のファンにも喜んで欲しいという思いで公開されたのでしょうし、
まして日本のファンを軽んじたわけではないことは重々承知しています。
何故、指輪の設定資料が掲載されていないのか。それには各方面でそれぞれの理由や思惑があってのことなのでしょうが、これが映画公開までの期間、ファンを留めておくための駆け引きであるというのなら今回のこの選択は間違いなく悪手。焦らされて裏切られたと感じ、さらにそれが連続すれば、ファンは確実に離れます。作品を愛してはいても、応援することは出来なくなる。何故って、愛する作品に関することでこれ以上失望したくないから。
ファンは決して作品を妄信する存在ではないということを、公式側には肝に銘じて頂きたい。

海外でも発表された勇利とヴィクトルの指輪設定が丸ごと抜け落ちている酷い落丁本が届きました。交換してもらいます。

なかなか価値のある資料集だと思いました。最初は。
見たことのある（雑誌や他の本に掲載されていた）ものもありますが、初出の絵も多く掲載されていました。
あれはないのかな、これはないのかな、と思ったりもしましたが、まあ全ての資料を出せるわけではないだろうし、と解釈していました。
なのに、どうしてこの本に載らない多くの重要な情報（指輪だけではありません。勇利やピチットの衣装など）が海外で出されるのでしょうか。
出さないなら出さない、出すなら出す、なぜ統一できないのですか？
あっちでは教えてあげるけどこっちでは教えてあげない、という意地悪な意思を感じます。
ファンはみんな同じようにこの作品を愛しています。
対応に差をつけるのはどうしてですか？
日本では公開しないけど海外では公開する理由を知りたいです。
納得できる理由があるのでしょうか。