ラ・ラ・ランド コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルラ・ラ・ランド コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray]
発売日2017-08-02
監督デイミアン・チャゼル
出演ライアン・ゴズリング
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013338296
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ラブロマンス

購入者の感想

もう大好きな映画だから何回でも見ます。音楽も映像も大好きです。

映画もすごくステキで 大画面で見れるうちにと思って3回観に行っちゃいました!
それくらい大好きなのでDVD注文、手元に来るのが待ち遠しかったです。

人生最高の映画です。
見終わった後、心にズシンとくるものがあります。
僕はこの映画を見てから3ヶ月以上が経ちますが、
まだその「ズシン」が心から消えていません。
たぶんこれからも残り続けるんだと思います。
最近この「ズシン」の正体が余韻だと分かりました。
ラストシーンには賛否両論あると思いますが、
僕は何度も何度も考えてみた結果、
今はハッピーエンドだと思っています。
夢を追いかける全ての人、恋愛に真っ直ぐな人、
何かを全力で頑張る人、夢中になれるものをまだ見つけられていない人、全ての人に送る極上のストーリーです。ミュージカル映画を期待する人には確かに物足りないものかもしれません。
「映画」を見ようとして、ぜひ見てみてください。
きっと心に訴えかける何かがあるはずです。
映画全体の色使い、演出、音楽、エマストーン、ライアンゴズリングの演技。
全てが最高です。極上です。

 決して多くは無いが、その映画を観たか観ないかで人生の見え方が変わる映画がある。
「LALA LAND」は、まさにそのような映画だ。観れば、必ず人生が少し豊かになる。

 映画「セッション」で衝撃を与えた1985年生まれの31歳の監督デイミアン・チャゼル
の新作「LALA LAND」は、1950年代のMGM映画を彷彿させる総天然色シネマ・スコープ
のミュージカル映画だ。物語の舞台はロサンゼルス。売れないジャズピアニストと女優志
願の娘の恋物語だ。
 
 映画「巴里のアメリカ人」(1951年)のジーン・ケリーやレスリー・キャロンのように、
主人公の二人、ジャズピアニストのライアン・コズリングと女優志願のエマ・ストーンは
歌い、踊る。そして、観客を瞬く間に夢の国「LALA LAND」へ誘い入れる。アメリカの
ミュージカル映画の伝統とセオリーを踏襲しながら、そこに新たなキャラクター造形や音
楽、ダンスに多くのアイデアが投入され、見事な21世紀のミュージカル映画となっている。

 そしてこの映画の魅力は、何よりも監督デイミアン・チャゼルの人生を見る目の確かさ
にある。映画パンフレットのインタビューで次のように語っている。

「人は人生において、自分を変えてくれて、なりたい人物になれる道筋を創ってくれる人
と出会えるけれど、最終的にはその道を一人で歩まなければならない。人は、残りの人生
を決定づける人と結びつくことは出来るが、その結びつきは残りの人生までは続かない。
そのことは、ものすごく美しくて、切なくて、驚くべき事だと僕は気づいたんだ。この映画
ではそのことを描きたかった。」

 まさにその通りだ。この監督の人生の本質の見抜く力と、そこから生まれる信念が、映画
「LALA LAND」の結末を、ありきたりなボーイ・ミーツ・ガール映画のハッピーエンディン
グを大きく超えた新たな地平に観客を連れていく。

故に、私たちはこの映画を観た後、確実に少し人生が豊かになる。

何度も失敗を繰り返しながら見果てぬ夢を追い続ける女と、才能がありながらそれをモノに出来ず、プライドと拘りの殻を破ろうとしない男。
そんな夢追い人同士がいつしか惹かれあう。
一緒に暮らし始めるも、夢の実現へのハードルはひたすら高く、深く傷つくふたり。
そんな時、男は自分の拘りを捨て世に迎合する事で経済的成功を得た上で目標を果たそうとする。
それは彼女を幸せにしたいとの大義名分の裏返しの妥協とも思えた。
そんな男を複雑な思いで見つめる女だったが、、、。

「ラ・ラ・ランド」は、いかにもハリウッド的なファニーな夢物語に苦い人生の皮肉を感じさせるエレガントな大人たちの神話だ。
もちろん、フリー・ウェイの交通渋滞の中、そこに居合わせた者たちにより繰り広げられるミュージカル・モブ・シーンを俯瞰で捉えたオープニングからラストの文字通り甘美な夢の如きロマンチックなダンス・シーンまで、全編カラフルな色彩感覚や美術デザイン、長回しや360度回転アングルらカメラワークを駆使しながら、映画の持つ魅惑のマジックで、心躍るワクワク感に観る者を誘ってくれる。
しかも、ミュージカル映画ファンには堪えられない過去の作品群へのオマージュがふんだんに散りばめられている。
ここでは、往年のハリウッド・ミュージカルの数々と、なにより、ジャック・ドミーによるフレンチ・ミュージカルの傑作「シェルプールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」を強く意識させるのだ。
見事にピアノの指先の柔らかさと引き真似をやりきったライアン・ゴズリング、喜怒哀楽を表情の豊かさで出し切ったエマ・ストーン。
主演のふたりには最大限の賞賛を贈りたい。

春夏秋冬、出逢いから別れ、そして再び愛を確かめ合うまでの1年を起承転結の如く物語を紡いだ後、最後にもう一章、5年後の冬が描かれる。
正に、ハリウッド的な希望、努力、挫折、成就、恋愛、そして、、、。
今作品のレビューを書く事はもどかしい。
何故なら、どうしてもそのラスト・シーンに触れたくなってしまうから。

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