劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- [Blu-ray] |
発売日 | 2017-09-27 |
監督 | 伊藤智彦 |
出演 | 松岡禎丞 |
販売元 | アニプレックス |
JANコード | 4534530104700 |
カテゴリ | » DVD » ジャンル別 » アニメ |
購入者の感想
VRと類似しつつも在り方を異にするAR。現実としてはまずARが先に浸透し(ポケモンGOの大ヒットも記憶に新しいです)、ようやく最近になってVRもオタク以外のライト層も射程範囲になってきた・・・のでしょうか。昔のSFを後追いし、時には追い越してしまうあたり、サイバーパンクファンとしては感慨深いような、少し寂しいような。
今や皺のよったSF好きのオッサンたちよりも、スマホの画面に魅入る若者たちの方が余程コンピューターを肉体の一部のように扱っています。
この作中でも、ヘビーゲーマーの主人公より少女達――もっと俗な言い方をするなら「JK」――の方がARゲームに熱中してしまっている辺り、奇妙なリアルさがありました。
・・・最早、現実の技術をフィクションの方が取り入れる時代なんですね。
AIやディープラーニングの描写についてはまだまだハッタリが強い(なまじっか造語で無いぶん、所々雑な印象を受けてしまいました。が、SAOの主軸はSF部分ではありませんので)ところもありますけれど、同一ないしは類似した技術から本当にコンピューターが人格を宿す時代は遠くないのかもしれません。
閑話休題。
さて、SAOは王道のシナリオを「キリト」というヒーロー像を中心にカッコよく描写する作品だと認識しているのですが、今回も例に漏れない作品と相成っておりました。
颯爽と登場する主人公がその能力で、悲劇的な状況にあるヒロインを救う。
大筋は極めてシンプルです。
もうどれくらいこういう作品に触れたか忘れるくらいに王道です。
ですが、王道には王道の魅せ方がある。
劇場版の尺の中に、飽きさせないようにテンポよくアクションシーンを配置し、また一方でキャラクター達の葛藤も描く。
VRゲームでは頂点にあった主人公も、ARでは初心者も同然。そこからの急激な成長はありきたりではあれど、やはりカタルシスがあります(いや、それ無理だろ。ってトコでも勝っちゃうのもSAO。それが好きかどうかは好みによるところも多いでしょう)
ひとつ残念だったのは、梶浦由記氏のサウンドが、もう一つ物足りなかったこと。
今や皺のよったSF好きのオッサンたちよりも、スマホの画面に魅入る若者たちの方が余程コンピューターを肉体の一部のように扱っています。
この作中でも、ヘビーゲーマーの主人公より少女達――もっと俗な言い方をするなら「JK」――の方がARゲームに熱中してしまっている辺り、奇妙なリアルさがありました。
・・・最早、現実の技術をフィクションの方が取り入れる時代なんですね。
AIやディープラーニングの描写についてはまだまだハッタリが強い(なまじっか造語で無いぶん、所々雑な印象を受けてしまいました。が、SAOの主軸はSF部分ではありませんので)ところもありますけれど、同一ないしは類似した技術から本当にコンピューターが人格を宿す時代は遠くないのかもしれません。
閑話休題。
さて、SAOは王道のシナリオを「キリト」というヒーロー像を中心にカッコよく描写する作品だと認識しているのですが、今回も例に漏れない作品と相成っておりました。
颯爽と登場する主人公がその能力で、悲劇的な状況にあるヒロインを救う。
大筋は極めてシンプルです。
もうどれくらいこういう作品に触れたか忘れるくらいに王道です。
ですが、王道には王道の魅せ方がある。
劇場版の尺の中に、飽きさせないようにテンポよくアクションシーンを配置し、また一方でキャラクター達の葛藤も描く。
VRゲームでは頂点にあった主人公も、ARでは初心者も同然。そこからの急激な成長はありきたりではあれど、やはりカタルシスがあります(いや、それ無理だろ。ってトコでも勝っちゃうのもSAO。それが好きかどうかは好みによるところも多いでしょう)
ひとつ残念だったのは、梶浦由記氏のサウンドが、もう一つ物足りなかったこと。
劇場一発目にはやはり劣りますが、再度観ても絵は綺麗だし話も面白いと思います。
内容少しだけネタバレになるので、閲覧される方はかは御検討ください。
サムライロードとの戦闘や効果音、メロディアスな梶浦サウンドで一気に高揚させてくれます。
アスナとキリトの双方をあくまで巻きこまれる形で主役としてすえながらも、重村教授やエイジのどうしようもない思惑と対比させ、敵味方のバランスがとんとんになるように調整された非常に綺麗なつくりです。
重村教授と茅場のトークが個人的な見どころの一つで、あのシーンがあることで、敵側の脅威の厚みや主人サイドの可能性に深みが出ていると感じます。
最終シーンなどご都合主義を綺麗に時短に使うことで他の箇所に時間を割けるようにしている点も自然かつ綺麗で、とても考えられた構成だと感じます。
ただし、映像特典として声優インタビュー、トーク、コメンタリーなどあっても良かったかなと思います。
外部特典の充実より盤の中に盛り込んで欲しかった。ブルーレイに入らないくらいデータ重い場合はべつですが。なので★一つ減点
内容少しだけネタバレになるので、閲覧される方はかは御検討ください。
サムライロードとの戦闘や効果音、メロディアスな梶浦サウンドで一気に高揚させてくれます。
アスナとキリトの双方をあくまで巻きこまれる形で主役としてすえながらも、重村教授やエイジのどうしようもない思惑と対比させ、敵味方のバランスがとんとんになるように調整された非常に綺麗なつくりです。
重村教授と茅場のトークが個人的な見どころの一つで、あのシーンがあることで、敵側の脅威の厚みや主人サイドの可能性に深みが出ていると感じます。
最終シーンなどご都合主義を綺麗に時短に使うことで他の箇所に時間を割けるようにしている点も自然かつ綺麗で、とても考えられた構成だと感じます。
ただし、映像特典として声優インタビュー、トーク、コメンタリーなどあっても良かったかなと思います。
外部特典の充実より盤の中に盛り込んで欲しかった。ブルーレイに入らないくらいデータ重い場合はべつですが。なので★一つ減点
完全新作ストーリーによる劇場版
かなり不安もありましたが 実際見た感想は
良かった!面白かった!
キリトのARに対する考え方も よく分かるし
アスナ達がARにハマる気持ちも分かる
そして、SAO事件に心を捕らわれた人たちの苦しみが
終わることなく続いている事に悲しくなりました
記憶と想いがテーマの本作では とても懐かしく
愛しいキャラクターが重要なキーとなっています
作品の最後にちょっとだけ おお!これは!!
というシーンがあります
わたしはここで 不覚にも泣きそうになりました
今回の劇場版は とてもいい意味で裏切られました
かなり不安もありましたが 実際見た感想は
良かった!面白かった!
キリトのARに対する考え方も よく分かるし
アスナ達がARにハマる気持ちも分かる
そして、SAO事件に心を捕らわれた人たちの苦しみが
終わることなく続いている事に悲しくなりました
記憶と想いがテーマの本作では とても懐かしく
愛しいキャラクターが重要なキーとなっています
作品の最後にちょっとだけ おお!これは!!
というシーンがあります
わたしはここで 不覚にも泣きそうになりました
今回の劇場版は とてもいい意味で裏切られました