CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(期間限定盤)[3CD] の感想

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参照データ

タイトルCYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-(期間限定盤)[3CD]
発売日2017-07-05
アーティストスピッツ
販売元Universal Music =music=
JANコード4988031228081
Disc 1 :ヒバリのこころ
夏の魔物
魔女旅に出る
惑星のかけら
日なたの窓に憧れて
裸のままで
君が思い出になる前に
空も飛べるはず
青い車
スパイダー
ロビンソン
涙がキラリ☆
チェリー

スカーレット
Disc 2 :夢じゃない
運命の人
冷たい頬

流れ星
ホタル
メモリーズ
遥か
夢追い虫
さわって・変わって
ハネモノ
水色の街
スターゲイザー
正夢
春の歌
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

まず、注意すべき点として今回の形式はあくまでシングル集であって、決して「ベスト盤」ではないのだ。(実際、メンバーのコメントでもベスト盤という表現は避けている。)
と、前置きはこの辺に、個人的なこのシングル集の解釈としてはカタログ的な立ち位置であり、「あ、この曲いいな」と思ったら、本編であるオリジナルアルバムへ.とまさにここにスピッツCYCLEが築き上げられているといえる。私自身、かつてのCYCLE HITで、このスピッツサイクルに巻き込まれた。
それだけ、彼らがそれぞれのアルバムに一つの物語を完結させていることが分かるだろう。

このシングル集が発表になった時は正直な話、新曲を入れるよりも過去のCYCLE HITに未収録の「スピカ」や「謝謝!」や今作のCYCLE HITで収録を見送られた「ビギナー」等のシングル曲を収録してくれよと思いもしたが、実際に新曲達を聴いて、普通にシングルとして出せるのではないか?と思うほどの完成度、そして、そこにある確かな彼らの音楽性というものに驚かされた。
特に「1987→」
かつてのインディーズ時代の曲「泥だらけ」のイントロから始まり、歌詞では自分たちが音楽を始めたところから現在の心境に至るまでをわずか3分で描ききっている。最後にこの曲を持ってくるあたりがこのシングル集の罪深い所である。本来、ベスト盤というものは、まして30年も音楽を鳴らし続けているアーティストなら「今までこういう曲出してきたよー。懐かしいでしょー。」という意味合いを込めてリリースするものであることが多いが、この曲はこのシングル集がそういった考えを全く持っていないことを示してくれる。
なんだったら「これからもっといい曲作るから、これまでの曲とりあえずここに置いとくね」ぐらいの勢いである。
特にこの曲の
「それは今も続いてる~醒めたがらない僕の妄想が尽きるまで」
という歌詞が、昨年リリースされたアルバムの表題曲「醒めない」での歌詞、
「まだまだ醒めない頭ん中で ~更に育てるつもり 」

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