たまらなく、アーベイン の感想
参照データ
タイトル | たまらなく、アーベイン |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田中 康夫 |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309023762 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 |
購入者の感想
ソフト・アンド・メロウ、所謂1980年代AOR黄金時代のリアルタイムの貴重なドキュメントとして、そして毀誉褒貶半ばする田中康夫氏の『なんとなくクリスタル』と並ぶ代表作であり記念碑的名著。
バブル前夜の東京、既に退廃の色濃い大量消費社会最盛期を背景に、露悪的なまでに自己の快楽に忠実に振る舞うトリックスターぶりは退屈な人生を頑なに拒絶する殉教者の様な信念すら感じさせる。
ディスクガイドとしての有用性は勿論、洒脱と軽佻浮薄の中に見え隠れする都市生活者の孤独こそ氏の真骨頂だろう。
紹介されるレコードはAORファンなら納得の名盤揃いであり、長門芳朗氏の協力もあって資料性も高いが、願わくば全てのアルバムのジャケット写真を掲載して欲しかった。
バブル前夜の東京、既に退廃の色濃い大量消費社会最盛期を背景に、露悪的なまでに自己の快楽に忠実に振る舞うトリックスターぶりは退屈な人生を頑なに拒絶する殉教者の様な信念すら感じさせる。
ディスクガイドとしての有用性は勿論、洒脱と軽佻浮薄の中に見え隠れする都市生活者の孤独こそ氏の真骨頂だろう。
紹介されるレコードはAORファンなら納得の名盤揃いであり、長門芳朗氏の協力もあって資料性も高いが、願わくば全てのアルバムのジャケット写真を掲載して欲しかった。