NARUTO ド根性忍伝 (JUMP j BOOKS) の感想

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参照データ

タイトルNARUTO ド根性忍伝 (JUMP j BOOKS)
発売日販売日未定
製作者岸本 斉史
販売元集英社
JANコード9784087032291
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

原作コミックで、自来也のもとで修業を積んでいた若き日の長門(ナガト)は、「平和ってのがあるなら、自分がつかみ取ってみせる」と自来也に誓います。

自来也はこれをヒントに、そしておそらく長門を主人公にダブらせて、自身初となる小説本を書き上げました。それがこの本です。
主人公の名前「ナルト」は、その時食べてたラーメンの具から思いついたことになってますが、おそらく自来也の頭には長門(ナガト)のイメージがあり、語感が近い名前として「ナルト」にしたのでしょう。
原作通り、「あとがき」にも、作品のヒントを与えてくれた弟子として長門の名前がしっかりと掲載されています。

そこから考えると、当然ストーリーも当時、自来也・長門のいた雨の里のおかれていた環境を反映したものになっているハズで、実際、この本は、大国の争いの間で翻弄され、大国が考える「形だけの平和」を一方的に押し付けられる小国の立場になって「平和とは」を考えさせる内容になっています。

この本を読んだとき、ここで私は、「ちゃんと原作のことわかっているじゃないか」、と大変嬉しくなりました。

そして、大国の武力に対抗するためにやむなく大量殺りく兵器に走らざるを得ないこと、これを大国が武力で押さえつけようとして、また争いが永遠に続くこと、といった様が描かれ、で主人公ナルトが最後にどんな道を選ぶのか、どうやって「平和ってのをつかみ取る」のか、が描写されます。

原作コミックの長門は、最終的に、木の葉の里を潰した際にナルトに語っている通り、尾獣を集約した圧倒的な戦力、つまり大量殺りく兵器を使って、それを「抑止力」として世界に平和をもたらそうとしました。その武力の「痛み」を人々に分からせることによって、戦争を抑止すると。
自来也が本で示した「平和をいかに実現するか」という問いに対する、長門なりの答えだったのでしょう。

原作コミックで、ナルトは、長門に対峙してあえて長門を倒さず、異なる答えを示しますが、その際この本のセリフを引用します。

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