「独り相撲」で転げ落ちた韓国 の感想

これまでの本シリーズ同様､冷静な分析で韓国の実態が解説されています｡新聞やテレビでは報道されない､｢何が韓国を突き動かしているか｣というメカニズムを理解することができます｡

この迷惑な隣人と縁が切れれば良いのですが､日本丸ごと引っ越すわけにも行きません｡であれば､韓国の実態を知り､その上でどうすべきかを我々一人一人が考えていくべきだと思います｡

とにかく日本をこき下ろすことが国家としての大きな目標となっている韓国｡
慰安婦を盾に日本との首脳会談を拒否し､国家プロジェクトとも言うべき熱心さで大統領自ら率先して世界中に日本の悪口を触れ回る､
また､安倍首相の米国議会演説を阻止するために､これもまた､国を挙げて米国でのロビー活動に励む､
など､その情熱は日本人から見ると理解しがたいものがあります｡

その一方で､昨年のセウォル号に続き､今年はMARS騒動があり､そのお粗末な対応に朴槿恵大統領への不満が公然と語られるようになり､外交的には中国からの圧力が高まって､これまで韓国がとってきた中国と米国を両天秤に掛ける政策が行き詰まりつつあります｡

そして､韓国を牽引してきたサムソンやヒュンダイ自動車の業績低迷に伴う経済状況の悪化｡

冷静に考えれば日本と喧嘩している余裕はないと思うのですが､国家としての屋台骨がぐらついているのにもめげず､日本をおとしめようとする韓国の活動はますます活発化していると感じます｡

個人的に残念なのは､慰安婦にしろ､先般日本人に歯ぎしりするほど悔しい思いをさせた世界遺産の件にしろ､情報戦では日本は韓国に完敗していることです｡
欧米諸国のあちこちに慰安婦像が作られ､また､この件で日本を非難する決議が可決されるのを見つつも､なすすべもなく立ち尽くしているのが今の日本ではないでしょうか?

その一方､韓国に｢慰安婦｣というカードを与えた河野洋平氏､それをだめ押しした村山富市氏などがテレビに出て､また､中国などに出掛けて行って日本をおとしめるような発言を繰り返しているのは非常に残念です｡