内藤忍の資産設計塾【第4版】 (豊かな人生に必要なお金を手に入れる方法) の感想
参照データ
タイトル | 内藤忍の資産設計塾【第4版】 (豊かな人生に必要なお金を手に入れる方法) |
発売日 | 2015-05-24 |
製作者 | 内藤忍 |
販売元 | 自由国民社 |
JANコード | 9784426118679 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 株式投資・投資信託 |
購入者の感想
前半部分は、著者が以前から主張されていたことと変わりなく、初心者が読んで参考になるところが多々あると思います。ただ、金融資産が1000万円を超えたら、実物資産市場の「歪み」からの超過リターンを得られる国内、国外不動産、ワインといった実物資産とのハイブリッド運用を考える、という考え方には賛同できません。
国内、海外不動産にはREITやファンドで投資できます。良いと思われるREIT,ファンドを選択すれば、超過リターンは無理でも、ローリスク、ローコストで投資できます。たとえ資産が数千万、数億になっても、投資先に困ることはありません。実物資産市場には金融資産市場より大きな「歪み」があり、そこから超過リターンを得られる可能性があるのは確かです。ただ、超過リターンを得られるのは投資のプロで、カモになるのは大抵素人です。カモにならないためには、個別物件が割安で有望かを判断できるだけの知識が必要です。一般論として、国内不動産の借金によるレバレッジ効果や節税効果、海外不動産の有望性は認めますが、調査の手間や、海外なら毎年視察に行くコストを考えれば、多額の投資をしないと見合いません。専業投資家か資産数億以上の富裕層以外には無用の内容と思います。相場の倍で買わされても、相場が4倍になれば2倍の収益になりますが、普通にREITを買えば、それ以上の収益が得られるはずです。
ワインに関しては、知識のある方が自分飲み用でもOKの範囲で現物投資する程度ではないでしょうか。フランス等ではワインが相続資産の対象にならないので、富裕層の相続対策として有効らしいですが、日本では関係ありません。ワインファンドに関しては、発表されている実績は良いようですが、ウェブサイトでの情報開示が普通のファンドに比べて不十分(例えばファンドの総額も不明)に見え、個人的には投資する気にはなりませんでした。
初心者にとって、この本の前半部分は有用ですが、後半部分はリスキーです。ある程度以上の知識のある人には全体が既知の内容か無用でしょう。初心者が前半のみ参考にするなら、ある程度の有用性はありますが、初心者に有用な本は他にあります。敢えてこの本を選ぶ理由はないでしょう。
国内、海外不動産にはREITやファンドで投資できます。良いと思われるREIT,ファンドを選択すれば、超過リターンは無理でも、ローリスク、ローコストで投資できます。たとえ資産が数千万、数億になっても、投資先に困ることはありません。実物資産市場には金融資産市場より大きな「歪み」があり、そこから超過リターンを得られる可能性があるのは確かです。ただ、超過リターンを得られるのは投資のプロで、カモになるのは大抵素人です。カモにならないためには、個別物件が割安で有望かを判断できるだけの知識が必要です。一般論として、国内不動産の借金によるレバレッジ効果や節税効果、海外不動産の有望性は認めますが、調査の手間や、海外なら毎年視察に行くコストを考えれば、多額の投資をしないと見合いません。専業投資家か資産数億以上の富裕層以外には無用の内容と思います。相場の倍で買わされても、相場が4倍になれば2倍の収益になりますが、普通にREITを買えば、それ以上の収益が得られるはずです。
ワインに関しては、知識のある方が自分飲み用でもOKの範囲で現物投資する程度ではないでしょうか。フランス等ではワインが相続資産の対象にならないので、富裕層の相続対策として有効らしいですが、日本では関係ありません。ワインファンドに関しては、発表されている実績は良いようですが、ウェブサイトでの情報開示が普通のファンドに比べて不十分(例えばファンドの総額も不明)に見え、個人的には投資する気にはなりませんでした。
初心者にとって、この本の前半部分は有用ですが、後半部分はリスキーです。ある程度以上の知識のある人には全体が既知の内容か無用でしょう。初心者が前半のみ参考にするなら、ある程度の有用性はありますが、初心者に有用な本は他にあります。敢えてこの本を選ぶ理由はないでしょう。