JIS規格対応 標準C#入門 改訂第2版 の感想
参照データ
タイトル | JIS規格対応 標準C#入門 改訂第2版 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 矢沢 久雄 |
販売元 | ソフトバンククリエイティブ |
JANコード | 9784797347081 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » ソフトウェア開発・言語 |
購入者の感想
プログラミング言語C#の入門書。
プログラミング言語の入門書には、例題プログラムのプログラミングを通して体験的に学ばせるという趣旨の本と、リファレンスとして使えるような辞書的に項目を網羅した本があると思う。本書は、リファレンスそのものではないが強いて言えば後者に分類される本で、教科書的に項目が整理されている。必要な解説が過不足なく記されていて、ワンポイント的に付加されている注意点の押さえどころも良い、といった好印象。
扱われている内容は、変数、制御構造、クラスとインスタンス、継承、カプセル化、多態性、よく使われるクラスライブラリ、C#2.0 / C#3.0で追加された新機能、その他、といったところ。
本書はあくまで言語としてのC#入門であって、ソフトウェアとしてのVisual C#入門でもないし、C#を用いたプログラミング入門でもない。そのため、C#入門としては簡潔にまとめられていると思うが、全くプログラミング経験のない読者が最後まで読み通すのは難しいだろうと思う(英語を全く知らない人が、分厚い英文法書を読み始めるようなもの)。また、Visual C#の統合開発環境について詳しく知りたい、クラスライブラリについて網羅的に知りたい、という人に適した本ではない。
本書の第1版がコマンドラインツールの.NET Framework SDKを対象としていたという経緯もあり、この第2版でもプログラム例のほぼ全てがコンソールプログラム。そのプログラム例も、C#の言語仕様を解説するための簡潔なものばかりなので、クラスライブラリを用いたWindowsプログラミングに関しては、同じ著者による『C#とBCLで作るWindowsプログラミング入門』(2007年 ソフトバンククリエイティブ)が薦められている。
プログラミング言語の入門書には、例題プログラムのプログラミングを通して体験的に学ばせるという趣旨の本と、リファレンスとして使えるような辞書的に項目を網羅した本があると思う。本書は、リファレンスそのものではないが強いて言えば後者に分類される本で、教科書的に項目が整理されている。必要な解説が過不足なく記されていて、ワンポイント的に付加されている注意点の押さえどころも良い、といった好印象。
扱われている内容は、変数、制御構造、クラスとインスタンス、継承、カプセル化、多態性、よく使われるクラスライブラリ、C#2.0 / C#3.0で追加された新機能、その他、といったところ。
本書はあくまで言語としてのC#入門であって、ソフトウェアとしてのVisual C#入門でもないし、C#を用いたプログラミング入門でもない。そのため、C#入門としては簡潔にまとめられていると思うが、全くプログラミング経験のない読者が最後まで読み通すのは難しいだろうと思う(英語を全く知らない人が、分厚い英文法書を読み始めるようなもの)。また、Visual C#の統合開発環境について詳しく知りたい、クラスライブラリについて網羅的に知りたい、という人に適した本ではない。
本書の第1版がコマンドラインツールの.NET Framework SDKを対象としていたという経緯もあり、この第2版でもプログラム例のほぼ全てがコンソールプログラム。そのプログラム例も、C#の言語仕様を解説するための簡潔なものばかりなので、クラスライブラリを用いたWindowsプログラミングに関しては、同じ著者による『C#とBCLで作るWindowsプログラミング入門』(2007年 ソフトバンククリエイティブ)が薦められている。