コメをやめる勇気 の感想
参照データ
タイトル | コメをやめる勇気 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吉田 忠則 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532356262 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 農学 » 一般 |
購入者の感想
どこかの総理も言ってたように、瑞穂の国として日本は稲作を中心に農業を発展させてきた。それは人口増加と伴に右肩上がりの歴史であったが、人口がだんだん減っていき、農業従事者も高齢化となり、機械化が発達した稲作において高齢者でも作付けが出来てきていた。しかし、著書に記載されているように、日本でとれる米の量は瑞穂の国にしては諸外国に比べておよそ半分であることが印象深かった。いくら品質を上げても、何れは米も輸入に頼らざる時が来ると警鐘を鳴らす。米は一番作りやすく、機械化が進んだ作物であり、湿気が多い日本の風土ではやはり瑞穂の国とまりとなるらしい。考えさせられる一冊であったが、なぜか収まりがよくない結末だった。次に続くような閉じ方に思えた。農政も猫の目のように変わる現政権では、結論付けるのが難しいことがわかる。読んでみる価値ある一冊だと思う。