フィフス・アヴェニュー・バンド の感想

Fifth Avenue BandにはNice Folks,One Way Or The Other,Eden Rock という3大名曲があり この3曲聴けるだけでもラッキーというものだ。とても1969年発表のアルバムとは思えないほど 冒頭にあげた3曲は洗練されており、作曲はKenny Altmanという男がしておりその才能には驚かされる。Eden RockのみPeter Gallwayとの共作だが 珍しく2人の才能がかみ合った曲で、他のPeter Gallwayが作曲した曲にEden Rock の素晴らしさを求めると拍子抜けしてしまうだろう。Peter Gallwayの作曲する曲はぼくとつとした曲が多くはっきり言ってしまうと駄曲なのである。声もあまり良くないしボーカリストとしても味があるといったら聞こえは良いが冒頭に挙げた3大名曲のボーカルはJon Lindがしており声ものびやかで唄もうまく良い声をしておりPeter Gallwayが唄ってなくて良かったという感じです。またこのアルバムのプロデューサーがJerry Yester,Zal Yanovsky,Erik Jacobsenだったからこそ3大名曲が生まれたのかも知れません。ジャケットのセンスも良くただ飾っておくだけでも幸せという感じです。さあThe Fifth Avenue Band の3大名曲に浸ってください。ちなみにEden Rockはエデン ロックではなくイーデン ロックと読むのが正しいです。