レイギガント の感想

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ダンジョンRPGの良作円卓の生徒やデモンゲイズを生み出したエクスペリエンス開発の新規RPGという事で注目はしておりました。3人パーティーで戦うという事で、「お？オペレーションアビスみたいなやたらユーザインターフェースの悪さが際立つタイプのエクスペリエンス作品じゃないな？そうか、バンナムが関わっているからか」と期待していて、やってみたら実際その通りで、メニューや成長方法が非常にスッキリしたので特にやりづらさは感じませんでした

・・・が、シンプルにし過ぎてしまった分、プレイの幅が非常に狭く、ダンジョンRPG特有の成長の楽しさやパーティー編成の自由度などの面白味が失われている。誰でもとっつきやすくてクリアが容易という良さはあるが、やはり誰がやっても同じ結果になるよりは、個々で仕上がりが違うゲーム性の方がダンジョンRPGらしいと思う

3人固定パーティーならストーリーも完全なる一本道。一弥編、カイル編、ニル編、その3人の集結編と展開していくが、どの編も同じデザインのダンジョンを3エリア攻略し、途中で阻害空間と呼ばれる各編共通のデザインのダンジョンを通り、巨大ボスと戦う、というパターンを3パーティー繰り返すのは手抜きとしか言い様がない

しかもパーティーが変わるとまた1から成長し直さなければならない上、覚えるスキルや成長の仕方もほとんど変わらないので戦闘の展開も最初から最後まで全く変わらない。ダンジョンの宝箱を回収してステータスや装備品の強化、パッシブスキルを習得し、物理で殴りまくるだけ。で、ゲージがたまったら音ゲーをこなしてフルボッコにし、ボスも余裕で撃破。緊張感も戦術もクソもない

ダンジョン構造も滑る床とかスイッチで開く扉とか回転床とか隠し扉とかもう使い古した仕掛けしかない。APの管理？戦闘で待機して敵の攻撃受ければすぐ回復しますけど。戦闘後HPは全回復するからもう何のために入れたのって感じ。むしろ行動が出来ないターンが発生するから地味にストレスが溜まる

あなたが誰でもクリア出来るとっつきやすいダンジョンRPGをお探しであるなら自信を持って星5をつけるが、俺は単純に面白いゲームがやりたかったので、この星の数になりました