犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書) の感想

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タイトル犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)
発売日販売日未定
製作者浜井 浩一
販売元光文社
JANコード9784334033811
カテゴリ社会・政治 » 法律 » 司法・裁判 » 刑法・訴訟法

購入者の感想

わたしは数年前から現在の犯罪報道や治安崩壊の風説に疑問を感じ、暇を見つけてはチマチマとこのテの本を読んでいたが、この本はある種の決定版と言える。

ワイドショーで自身たっぷりに話すコメンテーターが、

沈痛な面持ちで現代社会の悲惨さを訴える政治家が、

そして我々一般市民が、

誰も彼もが、いかに何も知らないかを思い知らされた。

実際には無知の塊である”自称知識人”達の無責任な発言によって社会がどれだけ毒されているか。

発言したければ勉強することだ。勉強できないのなら発言してはいけない。

こんな当たり前のことが、最も守らなければいけないジャーナリスト業界で全く守られていない。

「自分はベテランだから」「皆からの信頼も厚いから」とタカをくくり、天狗になり、結果として”個人の思いつき”に過ぎない妄想を、さも事実であるかのように全国放送する。

こんなことが誰にも疑問を持たれることなく横行しているという事実にわたしは打ちのめされた。

今、早急になんとかしなければならないのは、子供でも親でも教育でもなく、ジャーナリスト達ではないのか。

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