失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ--「漢字」がすべてを語りだす! (祥伝社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ--「漢字」がすべてを語りだす! (祥伝社文庫) |
発売日 | 2014-12-12 |
製作者 | 加治 将一 |
販売元 | 祥伝社 |
JANコード | 9784396340803 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
この作者の一番書きたかったのはこの本では?と思わせる内容の濃さ。漢字と聖書の寓話の奇妙な一致、浄土教のルーツが意外にもキリスト教にあるのではないかという仮説が衝撃的な一冊。山川出版社の日本史、世界史を学ばれた諸兄諸姉は、この本一冊で培った定説を覆される快感を味われよ。雑誌「ムー」を毎月楽しみにしている方々は、「青森県のキリストの墓」伝説だの「竹内文書」の内容だのが、実在性を帯びてくる興奮を手にすることができるであろう!今は、まだ「仮説」でしかないこの作者の論考が、今後の考古学と生物学の発展によって裏付けられてしまったらどうするのだろう。この手のわくわくがあるから歴史はやめられないのである。