断糖のすすめ ~高血圧、糖尿病が99%治る新・食習慣~ の感想

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この本自体は、入門編的な感じで、結論から書かれているので、
糖質（炭水化物）抜きなどありえない、という方が読むと
説得力が薄いかもしれません。
ただ、私自身は、糖質を抜くと明らかに体調がよくなり、
頭もクリアで気力が出ます。
これだけ内面の変化があるんだったら、きっと
人生に及ぼす影響も絶大だなと思います。
もっと青年期に糖質の問題について知っておきたかった。

高血圧から心筋梗塞や脳梗塞の後遺症に苦しむ父や、
欝気味の母のように、炭水化物がこれほど悪いとい知らずに、
お米絶大主義の人達を見るともどかしい。
糖質過多が栄養学の常識として認知されることを心から願います。

著者の言う「断糖」とは、砂糖はもちろんのこと、炭水化物も摂取を制限することを、指しています。
その代わりに、タンパク質を取ること、具体的には、赤身の肉（と青魚）を勧めています。
現代人の便利な生活では、炭水化物はカロリーのとり過ぎになるというのが、基本の考え方のようです。

著者の説を信じるかどうかは読者次第ですが、果物も糖質が多いので、できるだけとらない方がよい、とのことです。
しかし、イチゴもスイカも柿もリンゴも食べられない生活は、相当味気ないものに思えました。