リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ の感想

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タイトルリベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ
発売日販売日未定
製作者石平
販売元産経新聞出版
JANコード9784819112727
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » イデオロギー

購入者の感想

本書を読む前に、中国の「一人っ子政策」の廃止が決まった。次の2点で、改めて、中国というのは、共産党1党独裁の恐ろしい国だと思った。
・本来、自由であるべき家庭内の子供の数まで、共産党に決められる
・将来的に、「労働人口」を増やしたいということだと思われるが、今後も、「低賃金労働力を使った世界の工場」という中進国モデルを続ける気なのか(≒技術力で、経済成長する先進国モデルにするつもりはないのか)

さて、本書は、そんな中国の本質に、男女を代表するチャイナウォッチャーが対談を通じ、今後の方向性に言及するという興味深い本であった。早速、レビューしたいと思う。

◎中国の本質

〇中国人・企業

・(天津での爆発事故にすら)個々人は金儲けや自分の今後の生活の方が重要で、世事には非常にクール
・(株式投資において)企業の営業報告書なんか、何それ、という感じですね。彼らが何を見ているかというと、この会社は共産党の幹部と近いかどうかというようなこと
・1ドルのシャツが売れる間は、延々作り続ける。市場からダメを突きつけられるまで、自ら10ドルのシャツ作りには行かない
・ところが、ある日、10ドルが売れている、という話を聞くと、その時点で、日本のシャツメーカーから人を引き抜くか、技術を盗ろうとする」

〇経済

・小平の「南巡講話」以来の改革開放で、共産党は経済成長によって正当性を維持してきた
・国民にカネ儲けのチャンスを与えるのと引き換えに、国民は造反しない。小平による中国知識層との一種の「悪魔の契約」だ
・しかし、今、このクスリの効き目はもうない。じゃあ、習近平はこれから何のクスリで国民を騙すか
・経済もダメだから、それで若者たちに希望を持たせることはできない。最後に残っているのは何かというと、強い中国です。外へ侵略、拡張する。経済がダメなら、政治でやる

〇歴史戦

・自分たちが現在進行形で起こしている「侵略」や人権侵害などに目を向けさせないために、これまでやたらと過去を持ち出してきました

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