文系学部解体 (角川新書) の感想
参照データ
タイトル | 文系学部解体 (角川新書) |
発売日 | 2015-12-10 |
製作者 | 室井 尚 |
販売元 | KADOKAWA/角川書店 |
JANコード | 9784040820514 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
「文系学部の縮小、廃止」というニュースを、文系学部の出身者として身につまされる思いで見ていたが、そういうことだったのかとこの本を読んでわかった。とかく現政権の拙速にばかりを追ってしまっていたが、そんな単純な話ではなかったのだ! 戦後からこういう流れがあったということを初めて知った。
昨今、薄くてすぐ読み終える新書に慣れきっていた我が身にとっては、途中の歴史の箇所など少し長く感じられたが逆に言うと読み応えがあった。
随所に著者の教育への情熱が感じられて、少し感動した。
また、学内にいる教授であり、自分の学部が名指しで廃止を通告されているにもかかわらず、ここまで言い切る勇気にも敬意を表したい。
文系学部のこの問題は、現代の社会や経済と深く結びついた問題だ。子どもを持つ親だけではなく、多くの方に読まれるべき内容だと思う。
昨今、薄くてすぐ読み終える新書に慣れきっていた我が身にとっては、途中の歴史の箇所など少し長く感じられたが逆に言うと読み応えがあった。
随所に著者の教育への情熱が感じられて、少し感動した。
また、学内にいる教授であり、自分の学部が名指しで廃止を通告されているにもかかわらず、ここまで言い切る勇気にも敬意を表したい。
文系学部のこの問題は、現代の社会や経済と深く結びついた問題だ。子どもを持つ親だけではなく、多くの方に読まれるべき内容だと思う。