アクセル・ワールド (18) ―黒の双剣士― (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトルアクセル・ワールド (18) ―黒の双剣士― (電撃文庫)
発売日2015-06-10
製作者川原礫
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048651899
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

もしくは作者がスランプ。

なんとなく、作者が迷っている気がする。でも、締切が来ちゃったからとりあえずでっち上げましたみたいな感じ。

この先は多分怒涛の展開で、それこそ執筆的に難所に差し掛かるわけだから無理も無い。それにしてもこれまでの密度の高い物語に比べていかにも薄かった。おまけ短編でページ数を水増ししていたし。

ただ、各キャラの描写を掘り下げるという意味では、かなり意義のある巻ではあった。個人的にはプチパケの面々のエピソードを挟んだのは物語に深みを与えるという意味では良かったと思う。むしろ短編でみっちり書けば(おまけ短編のように)より良かったと思う。おまけ短編だけの巻にしても良かったくらい。

ただ、あんまり視点を散らすと、これまでの「熱さ」が冷めてしまうかも。主人公に一体化してこそのあの熱さだと思うので。

続きにももちろん期待。

以前同シリーズでも展開が遅々として進まない事に疑問を投げたかと思いますが、
相変わらず、どころか更に物語の進みが悪くなった印象です。

巻を重ねる毎に女性キャラが増えておりますが、四天王や王クラスの大物なら知格として
それよりも実力で下回るキャラをいちいち取上げていては
本来の物語の進みにまで筆が回らなくなるのも仕方が無いかもしれません。
更に他シリーズで危惧した通り、執筆シリーズが増え続けている事も
物語の内容の薄さと同時に進行度合いもより落ちる要因となってしまっているかと懸念を抱いてます。

悪循環からキャラの個性も薄まり、感情移入も出来かねるどころか
だらだらと続けられる馴れ合いに魅力を覚えなくなる程。
内容を語ろうにも、既にあったような新キャラ+馴れ合い(にしか見えない)劇でしかなく、
この様なものしか送り出せないのであれば、思い切って進行中のシリーズのせめて半分を止め、
余計なエピソードを端折り、アクセルを踏み込んで物語を加速させ
きっちり結末を描ける様な構成力を期待するものです。
最近は兎に角冗長に終わりを見せない物語が多いので、
本作者だけに止まらず、もう少し読む側の立場にも立って程良い尺で纏められる様努めて欲しいです。

物語の結末は気になっているので、これ以上の馴れ合い劇を見させられるのは勘弁願いたいです。

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