無私の日本人 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 無私の日本人 (文春文庫) |
発売日 | 2015-06-10 |
製作者 | 磯田 道史 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167903886 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
涙で活字が見えなくなることしばし。世間の評価より、金もうけより、大事なことがあることを再認識させてくれる。
しかし、仙台藩吉岡宿の衰亡の危機を乗り切った、穀田屋十三郎らはそれを誇ることをせず、何の栄誉も受けとらず、子孫には、先祖が偉いことをしたと言ってはならないと戒めたため、子孫は多くを語らず、広く語り継がれることもなかったとのこと。
今の世は力があるものが、幅をきかせ、価値基準を流布させていく。
美しい花は美しいように、真に心やさしい方が、当然に評価される社会でありたいし、守っていかねばいけないと思わされた。
しかし、仙台藩吉岡宿の衰亡の危機を乗り切った、穀田屋十三郎らはそれを誇ることをせず、何の栄誉も受けとらず、子孫には、先祖が偉いことをしたと言ってはならないと戒めたため、子孫は多くを語らず、広く語り継がれることもなかったとのこと。
今の世は力があるものが、幅をきかせ、価値基準を流布させていく。
美しい花は美しいように、真に心やさしい方が、当然に評価される社会でありたいし、守っていかねばいけないと思わされた。