BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.3(もしも、あなたが「任天堂の社長」「東京ガスの社長」ならばどうするか?) (ビジネス・ブレークスルー大学出版(NextPublishing)) の感想

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【概要】
（分野）経営、業界分析
（頁数）52頁（1.25 MB）
（出版日）2015/8/14

　本書は、著名なコンサルタントである大前研一氏が学長を務める「BBT（ビジネス・ブレークスルー大学）」での講義2本分を、書籍化としたもので、こちらで第三弾となります。

~講義の形式について~
　本書で紹介される講義は「Real Time Online Case Study (RTOCS)」と呼ばれ、過去の成功に基づいた経営学ではなく、現在の企業の課題をあぶり出し、そこから自分なりの解決策を策定していく過程を重視しています。

　読者の利点としては「現在の企業の課題を見つけ出す」ために、自然と業界分析が行われ、本書で扱われる企業特有の課題以外にも、業界全体のトレンドも把握できる点が挙げられます。
　実際、本書では、図やグラフを多用して説明が展開されているため、50頁強という少ない頁数であっても扱われる情報自体は非常に多いのが特徴です。

~購入に関して~
　Kindle版とペーパーバック版はどちらも600円程度しますので、分量に対してお得とは言えません。対し、2015/10/16発売の「もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか？Vol.1（大前研一監修／シリーズ総集編） (ビジネス・ブレークスルー大学出版（NextPublishing）)」（Kindle版 : 907円）には、本書を含めたVol. 1 ~Vol. 4までの8本分の講義が、まとめて掲載されていますので、そちらを購入された方がお得だと思われます。

【内容】
1. 「もしあなたが任天堂の社長ならどうするか？」