能楽囃子体系 の感想

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演奏者、音質等を総合的に考えれば、能楽囃子として現在手に入る最高の商品でしょう。ボーナスを既に使い果たしたのに特典CD欲しさに買っちゃいましたが、保管用の桐箱と丁寧な解説書を含めて満足しています。
難を言えば、特典CDは、お話はとても面白いけど、もう少し録音を載せてほしかった感はありますが、元々おまけですから贅沢はいわないことにします。
あと、LPで持っている横道先生監修の録音を全てCD化してほしいですね。このLP集には宝生流の延年の舞（近藤乾三）が大五郎、祥光、俊雄で入っています（他ジャンルを含めた膨大な全集には入っているようですが手が出ません）。
以下、編成のごく概略を紹介。一噌幸政さんの笛は最晩年しか知らないがいいですね。お上からの栄誉には縁遠かったですが名手だと感じます。

第一部　能楽囃子体系　本篇
ＣＤ−１　登場の囃子
ＣＤ−２　舞の囃子の類（１）
ＣＤ−３　舞の囃子の類（２）
ＣＤ−４　登退場の囃子ほか、「楽器の音色と基本の手組ミ」
ＣＤ−５　秘曲の類
第二部　補遺篇
ＣＤ−６　登場の囃子の変化形・舞の囃子の変化形（１）
ＣＤ−７　舞の囃子の変化形（２）・狂言関係の囃子
特典版（初回500セットのみとされている）
金春惣右衛門・増田正造・波多一索「能楽囃子体系」の制作秘話
SP時代の名人、名手たちの、幻の名盤：松本長／野口政吉（兼資）・一噌又六郎・幸悟郎（幸祥光）・川崎利吉（九淵）・観世元業／宝生新／櫻間金太郎（弓川）／梅若六郎（先代）・亀井俊雄／梅若万三郎（先々代）・観世寿夫・幸祥光（収録順）