戦国大名の争い―戦国時代 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史) の感想
参照データ
タイトル | 戦国大名の争い―戦国時代 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | あおむら 純 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784092981102 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
本書少年少女日本の歴史第十巻「戦国大名の争い」をとても興味深く読ませて貰ひました。とりわけ第一章の「戦国大名の登場」で登場する北條早雲と毛利元就の戦国大名として「下剋上」し、勃興して行くさまを丁寧にポイントを絞って描いてゐるのには感動しました。様々な努力と工夫と機略によって地歩を築いて行くさまは時代の可能性を思ひました。第二章の「鉄砲とキリスト教の伝来」もとても面白くありました。鉄砲への日本人の強い関心が短時間の期間で国産鉄砲を開発してしまった事実には改めて驚きました。西洋の文物やキリスト教への好奇心、当時の世相、天正遣欧使節等の史実はあまり知らなかったのでとても勉強になりました。後半は武田信玄、上杉謙信、織田信長といふ戦上手の武将の相貌の理解にとても役立ちました。そのうち足利将軍家と戦国武将の思惑の合致の指摘は鋭意と感じました。時代の流れを分かりやすく解説してくれてその秀逸ぶりに感銘を覚えてゐます。