Horton Hears a Who! (Classic Seuss) の感想
参照データ
タイトル | Horton Hears a Who! (Classic Seuss) |
発売日 | 1954-08-12 |
製作者 | Dr. Seuss |
販売元 | Random House Books for Young Readers |
JANコード | 9780394800783 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Random House |
購入者の感想
森に住むぞうのホートンがある日水浴びをしていると、空から小さな一つのちりが降ってきて、その中から「助けて」という声をきくところから物語りははじまります。その声の主はちりの中の小さな世界に住む博士で、たくさんの人が住むそのちりの世界がいままさに水に落ちそうな危機にあるので博士は助けを求めます。ホートンはそれに気がついて懸命にそのちりを救おうとしますが、最初は森の他の動物達は気が狂ったと思いホートンを邪魔をしたり、檻にいれたりします。ちりの世界に住む人達もまた博士以外は自分達が直面している危機を知らず半信半疑ですが、最後の最後で気がついて一緒に助けを求めます。最後にはその声が他の動物達にも聞こえ、やっとホートンも理解されちりの世界の人達も救われるという内容です。最後のシーンで博士がお茶を飲みながら一息ついていると、上から小さなちりが降ってきて、「助けて」という声を聞くところで物語が終るのですが、これらの話しの展開が小さくて目に見えないものの中にも小宇宙が存在しているという不思議、無限の世界に子供だけでなく大人も引き込まれてしまうとても哲学的な本だと思いました。