岩崎宏美 - GOLDEN☆BEST の感想

発売済みの CD を全て揃えているようなコアなファンにも購入させるためか、ベストアルバムにはそれまでの CD に未収録で、かつテレビやラジオでも流れたことのないマニアックなナンバーを入れるケースが少なくない。

しかし、シングルカットされた曲のみをテレビやラジオで聴く程度のファンにとってはそんなナンバーが入っていたところで大してうれしくもないし、コアなファンにとっては、その一曲のためにアルバム１枚分の金額を払わされたという恨みも残るだろう。

その点、収録曲をオリコン集計による売り上げ順に従ったというこのアルバムの編集方針は、全く正しいとしか言いようがない。大いに支持するものである。

1990s生まれです。岩崎宏美さんをはじめて知ったのは、中学生の時、偶然にもラジオを聴いていたとき『ロマンス』が流れてきました。私はその時流れてきた岩崎さんの歌声に、心底聞き入っていていたのを覚えています。あの歌声は一体なんでしょうか。こんなにも澄んでいて、美しい歌を歌う方はなかなかいないと思います。おまけに、岩崎さんの顔立ちが貴婦人のように上品に見えます。わたしのオススメの曲は『思秋期』『すみれ色の涙』『悲恋白書』などなど。いや、全部オススメです(笑)。岩崎さんの歌声を聞くと、今活躍している(らしい)アーティスト(全員ではない)がチープに感じます。最後に、岩崎宏美さんを知ることができたのは今後の私にとって、大きな影響を与えてくれるでしょう。どのような影響かはわかりませんが、とにかく、私は岩崎さんが素晴らしい方だとわかりました。是非、平成生まれで1970s〜80sの岩崎さんをリアルタイムで知らない私でも、この作品を推したいと思います。

岩崎宏美という人は歳を重ねるごとに魅力的になる。
最近の活躍も素晴らしく、まるでヴィンテージワインのようだ。
このベスト盤は若いころの珠玉の名曲で構成された岩崎宏美の原点といえる。
特に「未来」、「シンデレラハネムーン」は和製ソウルの代表だ。
岩崎宏美を知らない若い人にぜひ聴いて欲しい。
日本に、こんな素晴らしい「歌手」がいることを誇りに思う。