分極化するアメリカとその起源 - 共和党中道路線の盛衰 の感想
参照データ
タイトル | 分極化するアメリカとその起源 - 共和党中道路線の盛衰 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 西川賢 |
販売元 | 千倉書房 |
JANコード | 9784805110737 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
時代的背景を考慮すればそうするしかない部分もあったのでしょうが、やはり中道主義というのは金ばかり使って何もしないとしか言いようがありません。保守と言われようが、極右と言われようが、ゴールドウォーターの考えが正しい(そして新しくもある)という事がよくわかりました。ニクソンもなかなかのバルカン政治家です(笑)
共和党が政権の座を取り戻すためにあまり政治に関心のなかったアイゼンハワーを大統領に擁立する以前から、中道と称し民主党の政策を丸飲みしたり、譲歩と妥協を繰り返し、そこへ若干の手直しを加えたものの、結局その存在意義を失いかけていたのですから、いかに選挙で大敗したとはいえ、多数を恐れず信念を貫き自説を展開したゴールドウォーターはもっと評価されてしかるべきで、反対意見と妥協策しか出さなかった中道(穏健)派は、後に凋落するとはいえもっと批判されるべきです。
あと、贅沢な話になってしまいますが、ロックフェラーやロムニーのような過去の共和党中道派だけではなく、ジュリアーニやブルームバーグといった最近の共和党中道派にも言及してほしかったと思います。
共和党が政権の座を取り戻すためにあまり政治に関心のなかったアイゼンハワーを大統領に擁立する以前から、中道と称し民主党の政策を丸飲みしたり、譲歩と妥協を繰り返し、そこへ若干の手直しを加えたものの、結局その存在意義を失いかけていたのですから、いかに選挙で大敗したとはいえ、多数を恐れず信念を貫き自説を展開したゴールドウォーターはもっと評価されてしかるべきで、反対意見と妥協策しか出さなかった中道(穏健)派は、後に凋落するとはいえもっと批判されるべきです。
あと、贅沢な話になってしまいますが、ロックフェラーやロムニーのような過去の共和党中道派だけではなく、ジュリアーニやブルームバーグといった最近の共和党中道派にも言及してほしかったと思います。