自衛艦ディテール写真集(3) 2015年 10 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊 の感想
参照データ
タイトル | 自衛艦ディテール写真集(3) 2015年 10 月号 [雑誌]: 世界の艦船 増刊 |
発売日 | 2015-09-16 |
販売元 | 海人社 |
JANコード | 4910056041055 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » 趣味・その他 » ミリタリー |
購入者の感想
海自護衛艦として、話題沸騰という印象の いずも・かが も良いのですが、
この増刊は、渋い焦点の当て方をしています。
いずも は別途、特集号が出ていますが、そろそろベテラン~古参となる
DD:あさぎり型、掃海艇:すがしま型を挟んで、最新鋭の補給艦:、ましゅう型
に焦点が当たっています。
あさぎり型は、就役時期でも独特の大型格納庫が特徴的でしたが今まで多く
紹介されている半面、やや古参の掃海艇:すがしま型は、二本煙突の大型
木造船としての特色が各所に描写されており、大型の艦橋前構造物と併せて
実際より堂々とした艦姿です。掃海【艇】といっても、例えばP67左下写真に
見るように、図面にすると豆のような艦橋構造物後部端左右の用具入れなど
もアングルによっては迫力があり、先代がペルシャ湾まで出張ったという実績
と共に、一種の凄みも感じます。
ましゅう型はその巨大さ(特に艦橋)に圧倒されると同時に、船首楼後方から
の補給ポスト形状の細部が非常に良く判ります。細かい点では、P81のポスト
基部のロープかけ(?)が目立つように一つ一つ白塗りされているとこととか、
格納庫の広大さを見ると、これなら天井つりさげ固定ならシーホーク級は数機
輸送可能ではないか、等と妄想したり。
興味深かったというか、固定観念を反省したのは、接舷=左舷(ポート)と思って
いたのが、空母型護衛艦は右弦(=ブリッジがある)は当然としても、比較的
自由で、逆に、いずも は、左舷”にも”接岸設備がある、という記述。
大戦期の艦船等を見ると、右弦は所謂『スカッパ』が集中している(今の護衛艦
はそんなことはないのですが)ので、逆に新鮮でした。
デティール写真集も3冊目ですが、この1冊は、すがしま と ましゅうが白眉と
思います。すがしま型の細部写真はあまり出そうにないので、コアなファンには
お勧めです。海自・海保の発祥の一番の任務が、大戦期の機雷除去だったこと
も考えれば、貴重な1冊と言えます。
この増刊は、渋い焦点の当て方をしています。
いずも は別途、特集号が出ていますが、そろそろベテラン~古参となる
DD:あさぎり型、掃海艇:すがしま型を挟んで、最新鋭の補給艦:、ましゅう型
に焦点が当たっています。
あさぎり型は、就役時期でも独特の大型格納庫が特徴的でしたが今まで多く
紹介されている半面、やや古参の掃海艇:すがしま型は、二本煙突の大型
木造船としての特色が各所に描写されており、大型の艦橋前構造物と併せて
実際より堂々とした艦姿です。掃海【艇】といっても、例えばP67左下写真に
見るように、図面にすると豆のような艦橋構造物後部端左右の用具入れなど
もアングルによっては迫力があり、先代がペルシャ湾まで出張ったという実績
と共に、一種の凄みも感じます。
ましゅう型はその巨大さ(特に艦橋)に圧倒されると同時に、船首楼後方から
の補給ポスト形状の細部が非常に良く判ります。細かい点では、P81のポスト
基部のロープかけ(?)が目立つように一つ一つ白塗りされているとこととか、
格納庫の広大さを見ると、これなら天井つりさげ固定ならシーホーク級は数機
輸送可能ではないか、等と妄想したり。
興味深かったというか、固定観念を反省したのは、接舷=左舷(ポート)と思って
いたのが、空母型護衛艦は右弦(=ブリッジがある)は当然としても、比較的
自由で、逆に、いずも は、左舷”にも”接岸設備がある、という記述。
大戦期の艦船等を見ると、右弦は所謂『スカッパ』が集中している(今の護衛艦
はそんなことはないのですが)ので、逆に新鮮でした。
デティール写真集も3冊目ですが、この1冊は、すがしま と ましゅうが白眉と
思います。すがしま型の細部写真はあまり出そうにないので、コアなファンには
お勧めです。海自・海保の発祥の一番の任務が、大戦期の機雷除去だったこと
も考えれば、貴重な1冊と言えます。