街歩きのイタリア語 (街歩きのことば) の感想

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　本書は、同じ著者の「トラットリアのイタリア語」や、
著者は違うが「バールのイタリア語」などのシリーズの
１冊であるが、内容からすれば、これをまず最初に読む
べきかと思う。
　イタリアを観光するとき、まず名所旧跡を訪ねること
になるし、たとえ現地ガイドと食事付きのパック旅行でも、
売店を利用するし、歩いていたらスリが近づいてくるし、
イタリア男性が（日本女性に）言い寄ってくるだろう。
そういうときの対応の仕方（イタリア語で何と言うのか）
も載っているので便利。
　写真もきれいで、建物や風景だけなく、いろいろな掲示板
や標識や広告なども載っており、イタリア語のお勉強を離れ
て、写真を眺めているだけでも楽しい。
　ただ、本文のイタリア語の文字（活字）が、ゴシック体で
はなく、何という字体か知らないが、例えば　Buon giorno.
の giorno は、r とn がくっついて ｍ に見える（ giomo の
ように）ので、初心者は特に注意が必要である。