ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス まっすぐ編むだけでフィットする の感想

書店で購入し、現在基本のスパイラルソックスを編んでいます。
編み物経験は1年ほどで、マフラー、ミトン、ハンドウォーマー、ラップターンの靴下、別糸を編み込んで作るかかとの靴下をこれまでに作りました。

ナンバーが付いて紹介されているのは39点ですが、たとえばショッペルのある糸を使ったものとオパールの別の糸に変えただけ、というように、糸を変えただけで作品が載っているものもありますので、全体としてはそこまで多くありません。
ただ、オパールやショッペル、レギアなどの段染め糸でどのように柄が出るのか、というのは参考になるとおもいます。
また、本に掲載されている作品はスパイラル部分は同じではき口のアレンジ、というものがほとんどです。著者が本のなかで、スパイラルのアレンジについてふれていますが、アレンジして楽しめるような人でないと少し物足りないかもしれません。
編み方自体はわかりやすく、基本のものであれば表編みと裏編みを輪編みでひたすら続け、つま先の減らし目ができれば完成するので、靴下のなかでは編みやすい方法だとおもいます。編み方の基本も、初心者向けの本のような写真での解説はありませんが、本で必要になる基本的な内容について図での説明がありますので、初心者でも編みやすいとおもいます。

追記
片足ぶん編めました。
本当に、かかと部分がなくても足にフィットするのが不思議です。
慣れてくると、表編みと裏編みだけなのでスイスイ進みます。スパイラルがどんどん出来上がるのも楽しいですし、段染め糸を使って編んでいるので柄が出てくるのを見るのも楽しいです。引き返し等もないので柄が綺麗に出ました。

写真での解説はないと記載しましたが、伸縮性のある作り目というものと、つま先の処理については写真付での解説があります。つま先ははぐのではなく、最後の目に糸を通して絞るタイプですので簡単です。
また、作品の編み方での種類は19点のようです。
ドイツのソックヤーンを3号針で編むものがほとんどですが、逆にそのくらいの太さであれば本に記載されているものでなくても編めますので、気に入った糸で編むこともできると思います。