悟りの4つのステージ: 預流果、一来果、不還果、阿羅漢課 の感想

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タイトル悟りの4つのステージ: 預流果、一来果、不還果、阿羅漢課
発売日2015-12-27
製作者藤本晃
販売元サンガ
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カテゴリ人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 仏教入門

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以下、長部16「大般涅槃経」(片山一良訳)より要約して引用します。

「〈八支よりなる聖なる道〉がないところには、シュダオンないしアラカンは見られることはありません。逆に、〈八支よりなる聖なる道〉があるところには、シュダオンないしアラカンが見られることはあります。そして、ここにのみ見られます。
〈四道のために励む四の観法者、四の道住者、四の果住者〉という十二の沙門を欠いた他のもろもろの議論は空しく、虚ろです。しかし、これら十二の沙門が《正しく住むならば》、世界は阿羅漢たちを欠くことがないはずです。 1」

では、その《正しく住むならば》という条件とは、なんでしょうか。
          
「一、【預流者】は、自らの証得した根拠《理由、そのための前分の実践》を他に語り、その預流を行ないつつ、正しく住むということ。
この仕方は【一来】などの場合も同じ。
二、【預流道住者】は、他の預流道住を行ないつつ、正しく住むということ。
この仕方は【残りの道住者】も同じ。
三、【預流道のために励む観行者《定(業処)修習の観行者》】は、自己の熟練した業処を語り、他の預流道のために励む観行を行ないつつ、正しく住むということ。
この仕方は【残りの道のために励む観行者】の場合も同じである」

これが、その《正しく住むならば》という条件です。(以上、長部16「大般涅槃経」『スバッダ遍歴行者』の記述(片山一良訳)の一部要約です)

註1 〈仏教は衰退することなく最高度の発展を維持していくことができる〉という意味と思われる。

この箇所では、比丘という言葉ではなく「沙門」という言葉を使われていることは興味深いことです。できるだけ多くの人びとに救われてほしいという広がりを持たせた意味があるのではないかと思います。
偉大な先達たちも新進気鋭の人たちも手をとりあって、ともに「正しく住む十二の沙門」であられることを希望します。

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