1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ) の感想

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来春の入試に向けて勉強を始めた再受験生です(医学科志望)．
来年度入試からは新課程(ちなみに私は複素数平面が数Bに含まれていた，旧旧課程の世代です)に移行するそうなので，
かつて受験生だった頃にお世話になった，1対1対応の演習新課程版を購入しました．

そして2ヶ月かけて1A2Bをひと通りチェックし終えました．(数学3はまだ出版されていないので)
その上でのレビューです．

相変わらず素晴らしいと感じました．
数2の中では，特に座標の項の充実ぶりが特筆すべき点．
ここだけでも読む価値はあるでしょう．

ただし，分野別問題集の体をなしている一対一シリーズですが，
それぞれの内容を習いたての方よりも，
高校数学をひと通り学習し終えた方へ，より強く薦めます．
分野ごとの縛りに，良い意味でそれほどこだわっていないように感じられるからです．
例えば，座標の項にベクトルを用いた傍注がついていたりします．

高校数学の，散乱している知識や手法の体系的な再整理には最適な書籍だと思います．

問題の種類も多数あり、また解説が詳しく載っていてとても良い構成です。
回答を写すだけでも勉強になります。