雅楽「源氏物語」のうたまい の感想

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本書の案内役は、『源氏物語』の作者・紫式部。
「第一章　源氏物語と雅楽」では、『源氏物語』の名場面に登場する「管絃」「舞楽」「謡物」について、
エピソードとともに紹介されています。

「第二章　雅楽物語」では、雅楽の歴史や形式、楽器について平易に解説されています。
雅楽初心者にも丁寧で親しみがもてる内容だと感じられました。
雅楽にゆかりのある人物も紹介されていて読み応えがあります。

「第三章　雅楽部物語」では、天理大学雅楽部さんの活動について
悲喜こもごものエピソードが紹介されています。

本の全体を通じて、挿絵のイラストがふんわりと優しい雰囲気で可愛いです。

付録ＤＶＤ（７７分）には、以下の事柄が動画として収録されています。

・雅楽のジャンル
・雅楽の楽器
・舞楽（左方）
・舞楽（右方）
・幻の天平芸能「伎楽」

楽器をいろいろな角度から見ることができて興味深く思いました。
また、舞楽や伎楽のダイジェストも舞台正面の位置から見ることができて新鮮でした。
いろいろな舞楽をまとめてみることができてよかったです！