文学会議 (新潮クレスト・ブックス) の感想
参照データ
タイトル | 文学会議 (新潮クレスト・ブックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | セサル アイラ |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105901219 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » スペイン文学 |
購入者の感想
カバーイラストとカバー裏面に書かれている松田青子さんの紹介文に興奮して本書を購入しました。
帯文を読んでもわかるように、かなりぶっとんだ小説でした。
表題作はある日偶然、財宝を発掘したマッド・サイエンティストであるセサル・アイラが実在の作家であるカルロ・フエンテスのクローンを作ろうとする話です。
読んでいてなにがなんだかわからなくて、思わず半笑いになってしまうのですが、それでも、ページをめくってしまうし、めくるにつれてセサル・アイラのわからなさを信用しはじめてしまいます。ラストはちょっと感動的でした。マッドなのに、ひと言でいうと愛の話です。
併録の「試練」はひとりの少女が〈パンク少女〉たちとスーパーマーケットを襲撃する話なのですが、こちらも唐突な話です。ですが、痺れるような徹底さというか、かっこよさを感じました。
表題作は堅苦しいようなことも書かれていますが、考えてもわからないことなので気楽に読んでみたらいいと思います。
正直、レビューの星は3~5のどれか悩みました。
でも、セサル・アイラの作品のように、フィクションであることや文字の表現であることの自由さがなくならないでほしいと思い星五つにしました。
帯文を読んでもわかるように、かなりぶっとんだ小説でした。
表題作はある日偶然、財宝を発掘したマッド・サイエンティストであるセサル・アイラが実在の作家であるカルロ・フエンテスのクローンを作ろうとする話です。
読んでいてなにがなんだかわからなくて、思わず半笑いになってしまうのですが、それでも、ページをめくってしまうし、めくるにつれてセサル・アイラのわからなさを信用しはじめてしまいます。ラストはちょっと感動的でした。マッドなのに、ひと言でいうと愛の話です。
併録の「試練」はひとりの少女が〈パンク少女〉たちとスーパーマーケットを襲撃する話なのですが、こちらも唐突な話です。ですが、痺れるような徹底さというか、かっこよさを感じました。
表題作は堅苦しいようなことも書かれていますが、考えてもわからないことなので気楽に読んでみたらいいと思います。
正直、レビューの星は3~5のどれか悩みました。
でも、セサル・アイラの作品のように、フィクションであることや文字の表現であることの自由さがなくならないでほしいと思い星五つにしました。