中1英語をひとつひとつわかりやすく。 の感想

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小学６年の娘に中学入学前に英語の学習をさせようと思い買いました。

単なる単語の羅列本や形式的な文をやりとりする英会話風の入門書がたくさんある一方で、中学１年の参考書はいきなり文法を軸にした硬い文章のものが多く、本当に初めて英語を学ぶ子供が、文法も含めてひとりで学ぶことが出来る入門書を探していました。

この本は、他の本で見られるような、いきなり「Be動詞」と始めるのではなく、「主語」と「動詞」の違いから丁寧にひとつずつ確認するように進む感じが非常に良く、「文法」という考え方に慣れていない小学生でも解るよう配慮されています。
また、いまだに発音をカタカナ表記で済ませる入門書が見られますが、ちゃんとＣＤも付いているので発音の確認やヒアリングの練習もできます。

他の参考書の頭の数ページを見て「よくわからない」といっていた娘も、「この本なら出来るかもしれない」ということで購入。買った当日から独りですすんで勉強を始めました。

入学前の予習だけでなく、中学で英語が不得意になってしまった子供（＝実は私がそうであった・・・こんな良い本があの頃あったならば・・・。）でも、つまづいた箇所の確認や復習に使えそうです。

その解りやすさに大人のわたしも感心するほどだったので、ためしにネットで検索すると、著者のホームページにご本人自らが驚いている書き込みが見つかりました。
「発売直後の紀伊国屋書店での５月の全国の売上部数が、小中学生・学習参考書部門（全教科）の中で、なんと２位！だったそうです。」
とのこと。確かに分かるような気がします。

既に英語を習っている小学生や、中学での英語の学力に問題ないお子さん向けではないとは思いますが、英語を最初から学ぶ入門向け学習書としては文句なしに良書と思います。