やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルやぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
発売日2015-11-21
製作者草間 さかえ
販売元リブレ出版
JANコード9784799727300
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ボーイズラブコミックス

購入者の感想

まとめの感想のようになりますが、

・育ちのよい好青年の廣瀬はトンネルの中で過去 ( 花城 ) と再会しましたが、トンネルがタイムスリップを示唆しているようで面白い出会いだったなと思いました。
よい趣味をお持ちのお祖父さまで良かったです ( 笑 )。

・花城はどうして澤の気持ちに気づいてあげられなかったんだろうと思いました。
花城がイくまでの最後の人数に澤をかり出す時、肌を合わせた時、
他の男とは違う澤の体温に気づいてあげて欲しかったです。
澤の筆下ろしの相手でもあったんですね。

・有原は野暮ったいと思えばコケティッシュ、ほわ~んとしているのに結構鋭くて、澤の本質を見抜いているから澤に
“ ( だから ) 俺はお前を選ぶ ” と言わしめる内助の功です。
澤に涙を流させるのってすごい存在だと思います。

・澤があの手紙を破いてあげたり、無意識な有原へのプロポーズも背中を丸めて泣く姿もとても人間らしいものでした。

戦後の混沌とした東京を童話と童謡でなぞらえたこの話しは10年の長きに渡りやっと完結しました。
まるで滅多なことがない限り恋文なんぞを書くもんじゃない、書くんだったら命懸けだよ、と言っているようでした。

人と人との繋がりや絆を描いてありましたが、この話しに限り、私は濡れ場はあまり重要ではないんだなと思いました。

あと花城は曲線的にしか歩かず、対して澤は直線的でしか歩かないイメージでした。
最後まで花城は有原を牽制しているところが面白かったですね。

色んなタイプの男性を描き分けられてて、四人それぞれが魅力的でした。

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