Love Birds 癒しの小鳥 の感想

いわゆるペット（コンパニオン・アニマル）を取り上げた商品というと、飼育ガイドからエッセイ、コミックに至るまで、イヌ、ネコ、ハムスター、ウサギ、リス、などなど、哺乳類ばっかりが優遇されているようだ。いや、最近だと、ヘビ、トカゲ、リクガメ、などの爬虫類両生類までもが大人気なんだとか。
こんな具合だから、セキセイインコ大、大、大好きな私は常々、小鳥は冷遇されているなぁ、と感じていた。このソフト作品も、気づいたときには品切れ絶版状態。ほぼ同時期に発売されたイヌネコ類のソフトが今なお健在であることや、最近またもやイヌネコをフィーチャーした作品が続発していることを考えると、その扱いの差に戦慄すら覚えてしまう。

そんな世情の中でじつに貴重な、小鳥が主役の本作。インコ・オウムは言うまでもなく、ブンチョウ、カナリヤ、フィンチ類に至るまで、その美しく愛らしい、これ以上望めないような愛嬌ある表情や仕草の写真がてんこ盛り。鮮やかな羽色を忠実に再現するのに、パソコンソフトはまさに適役である。アルバムとしてゆっくり鑑賞するもよし、壁紙に拝借してウットリ眺めるもよし。ショート・ムービーに登場する小鳥たちのヤンチャな姿ときたらもう、たまらないほど可愛い。

ソフトのタイトルどおり、小鳥をこよなく愛するひと、小鳥の姿に癒されたいひとには必携の１枚！　・・・と、大いに宣伝したかったのだけれど、絶版ではもはや説得力ゼロ。ぜひとも復活再版してほしいところなのだが・・・。