ここまで進んだ次世代医薬品 ―ちょっと未来の薬の科学 (知りたい!サイエンス) の感想
参照データ
タイトル | ここまで進んだ次世代医薬品 ―ちょっと未来の薬の科学 (知りたい!サイエンス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中西 貴之 |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774145914 |
カテゴリ | 医学・薬学・看護学・歯科学 » 薬学 » 薬剤学・臨床薬学 » 医薬品情報学 |
購入者の感想
上市済製品だけでも、これまで抗体医薬の代表選手とされてきたHerceptin (tratuzumab) やAvastin (bevacizumab) にとどまらず、2010年に米国で認可されたテイラーメイド癌ワクチン療法Provengeや、転移性メラノーマ治療薬として2011年に米国で認可されたYervoy (ipilimumab) までカバーしている。また未だ研究段階にある技術についても、癌ペプチドワクチンやDNAワクチン、核酸医薬やナノカプセル等まで言及されており、本書内容はまさにタイトル「ちょっと未来の薬の科学」の通り。
最新医薬品の市場動向を知ってはいても、作用機序について深く理解しているわけではない自分にとって、代表製品や最新技術のメカニズム概説は大変有難く且つ面白く読めた。
ナノカプセルの項を読んで、ドラッグ・デリバリー・システムにおけるイノベーションが医薬品業界の大躍進をもたらす可能性に期待を持った。
最新医薬品の市場動向を知ってはいても、作用機序について深く理解しているわけではない自分にとって、代表製品や最新技術のメカニズム概説は大変有難く且つ面白く読めた。
ナノカプセルの項を読んで、ドラッグ・デリバリー・システムにおけるイノベーションが医薬品業界の大躍進をもたらす可能性に期待を持った。