子供より古書が大事と思いたい (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 子供より古書が大事と思いたい (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鹿島 茂 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167590024 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 書店・古書店 |
購入者の感想
何かにハマってしまった人間というのは、かくも愚かしくまた愛すべきものである、ということを存分に知らしめてくれる一冊!この本のおかげさまで、わたしは書店に鹿島氏の新刊が並ぶのを見るたびに、「あーあ。鹿島さんまた本買いすぎちゃったんだ。たいへんだなぁ、お金無くて。」と思ってしまう始末です。それはさておき、何かにハマったことのある方なら心からの共感と憐れみをもって、この本をたのしむことが出来るに違いありません。そしてまた、もって「他山の石」となすことも!わたしは、この本をはじめ文庫で買い、あまりにも気に入って単行本も買い直しました。本書をきっかけに鹿島さんの他の本もあらかた読んだおかげで、すっかり19世紀のフランス(パリ)通になり、また「古本もの」にも!興味を持つようになりそういうエッセイや小説にも手を出すようになってしまいました。ちっとも「他山の石」になっていないばかりか、次々新しい興味を引き出してくれて・・・全く困ったもんだの凄い一冊です。