Live at Montreux の感想
参照データ
タイトル | Live at Montreux |
発売日 | 1995-06-06 |
アーティスト | Marlena Shaw |
販売元 | Blue Note Records |
JANコード | 0724383274925 |
Disc 1 : | The Show Has Begun (Live) The Song Is You (Live) You Are The Sunshine Of My Life (Live) Twisted (Live) But For Now (Live) Save The Children (Live) Woman Of The Ghetto (Live) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ポップス |
購入者の感想
ブルーノートのマリーナ・ショウと言えば、まずなんといっても、悶絶ものの傑作「フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ?」が思い起こされるが、本作は、それに先立つ、73/7/5のモントルージャズフェスでのライヴだ。ピアノ・トリオがバック。
「初CD化」と書いていないから、以前にもCD化されたのだろうが、今回の再発で初めて耳にする。
オープニングは、普通のクラブ系ジャズ歌手みたいな感じでちょっと肩透かしだが、スティービー・ワンダーのカバーである3曲目を、エレピ・バックで歌い上げる辺りから本調子。
ボブ・ドロウの「バット・フォ・ーナウ」は、アコピでのバッキングだが、彼女のヴォーカルの凄さをストレートに味わえる。
そして、本作の山である、マーヴィンの「セイヴ・ザ・チルドレン」に続く。彼女のブルーノートでのファーストで取り上げられていた曲だ。(「フー・イズ」の陰に隠れがちだが、そのアルバムも最高だ)
最後は、オリジナルの「ウーマン・オブ・ザ・ゲットー」の10分に及ぶヴァージョンで終わる。(この曲のベースライン、どっかで聴いたことがあるなって頭ひねってたが、「カム・トゥゲザー」のパターン少し崩した感じなんだって、僕には聴こえますが)
LPと同じたった35分で終わるのが恨めしいくらいの、熱気溢れるすばらしいライヴだ。テープの残りはないのだろうか。
本作を聴いて改めて思ったのだが、マリーナの真髄は、アップテンポでシャバダバかますありきたりのジャズ・ヴォーカルにあるのではなく、エレピをバックにしっとり、時に激しく歌い上げるところにあるとおもう。
たとえば本作でも、アニー・ロスとワーデル・グレイの「ツイステッド」あたりは、オールド・ジャズ・ファンは安心して聞けるかもしれないが、僕なら飽きる。こんなの、他の人でも唄えると思うからだ。
彼女は、ニーナ・シモンみたいに、ジャンル分け不能のヴォーカリストで、特定のフィールドから飛翔したときに真の価値を発揮出る歌手だった。
「初CD化」と書いていないから、以前にもCD化されたのだろうが、今回の再発で初めて耳にする。
オープニングは、普通のクラブ系ジャズ歌手みたいな感じでちょっと肩透かしだが、スティービー・ワンダーのカバーである3曲目を、エレピ・バックで歌い上げる辺りから本調子。
ボブ・ドロウの「バット・フォ・ーナウ」は、アコピでのバッキングだが、彼女のヴォーカルの凄さをストレートに味わえる。
そして、本作の山である、マーヴィンの「セイヴ・ザ・チルドレン」に続く。彼女のブルーノートでのファーストで取り上げられていた曲だ。(「フー・イズ」の陰に隠れがちだが、そのアルバムも最高だ)
最後は、オリジナルの「ウーマン・オブ・ザ・ゲットー」の10分に及ぶヴァージョンで終わる。(この曲のベースライン、どっかで聴いたことがあるなって頭ひねってたが、「カム・トゥゲザー」のパターン少し崩した感じなんだって、僕には聴こえますが)
LPと同じたった35分で終わるのが恨めしいくらいの、熱気溢れるすばらしいライヴだ。テープの残りはないのだろうか。
本作を聴いて改めて思ったのだが、マリーナの真髄は、アップテンポでシャバダバかますありきたりのジャズ・ヴォーカルにあるのではなく、エレピをバックにしっとり、時に激しく歌い上げるところにあるとおもう。
たとえば本作でも、アニー・ロスとワーデル・グレイの「ツイステッド」あたりは、オールド・ジャズ・ファンは安心して聞けるかもしれないが、僕なら飽きる。こんなの、他の人でも唄えると思うからだ。
彼女は、ニーナ・シモンみたいに、ジャンル分け不能のヴォーカリストで、特定のフィールドから飛翔したときに真の価値を発揮出る歌手だった。