Gスピリッツ Vol.37 (タツミムック) の感想

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参照データ

タイトルGスピリッツ Vol.37 (タツミムック)
発売日2015-09-30
販売元辰巳出版
JANコード9784777815869
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

購入者の感想

天龍引退というか廃業に合わせての記念特集号だが、肝心の特集の突っ込みが弱い。もっとほかにこの大スターを語る人物はいるだろうにと思うと、もどかしくさえある。そんななか、圧倒的におもしろかったのは、鈴木みのるへのインタビューだ。鈴木は天龍について語りながら、かなり自分についてしゃべっている。それも、青いいうか、中二病的時代のイタい自分までもさらけ出しているから、そのトゲトゲしさに惹きつけられる。問題試合となった天龍率いるSWSでのアポロ菅原戦についてが、印象的だ。試合にならない試合後、鈴木は「何だ、こんなとこ」とわめくが、天龍が激怒、「批判するならオレの名を出して言え」と言ったという話は、さすが天龍と思わせ、と同時に鈴木のいまの成長を物語る。「責任逃れしようとした自分」という鈴木の言葉が、いい。鈴木はいまやミスター・プロレス的存在だが、イタすぎる時代もあっただということ。また、鈴木の新日本・全日本比較論も興味深い。
ほかに、佐藤昭雄、小川良成のインタビューがまあまあおもしろい程度。
あと、ジャイアント馬場の海外行脚はいつもおもしろいが、今回はとくに興味深い。今回は、経営者・馬場に焦点を当てて、馬場の経営能力を冷酷なまでに鋭く切って捨てている。経営のさまざまな分野から見て、1980年代までの馬場は経営者失格であり、その結果、馬場は会長棚上げとなる。馬場さんって、いい人、そこそこの経営者っぽく見えるけど、現実は厳しかったということ。  

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