求めない (小学館文庫) の感想

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タイトル求めない (小学館文庫)
発売日2015-10-06
製作者加島 祥造
販売元小学館
JANコード9784094062212
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 詩集

購入者の感想

文字数が少なく一気に読破できる。但し、軽く読み飛ばすと筆者の真意は汲み取れない。軽い言葉で表現されているが、その言わんとする思想は広範囲で奥が深い。今海洋にプラスチック微細粒が大量に漂い、魚への悪影響、人体への悪影響も将来問題視されることでしょう。
人間の欲望が地球破壊・自然破壊、ひいては精神的ストレスで不健康な人生を過ごすことになるという警告の本でもあります。

文庫版の広告を見て
本棚からオリジナルを引っぱりだした。
表紙がちょっとセピア色になって、いい感じ。

2007年7月初版。8月に出た三刷を買っている。
8年前に初めて読んだ時の
鮮烈な感動がよみがえった。

その時、折り目をつけたページは

「求めないーー
すると心が静かになる

求めないーー
すると
楽な呼吸になるよ」

「求めないーー
すると
『いま、ここ』の中にいる。
心は先走らず
己のままでいる

求めないーー
すると
無限の空が怖くなくなる」

あのころ心がざわつき、
あせっていたことを思い出した。

今日、いちばん心に響いたのは

「求めないーー
すると
いま持っているものが
いきいきとしてくる」

「求めないでいられるとき、
ひとはいちばん自由なんだ」

いまは心が落ち着き、
自分の足元の井戸を深く
掘り下げてみようと思っている。

そして8年の歳月をかけて
気がついた。
本書は、穏やかに自由に生きるための
知恵の書なのだ。

でも、8年後には
「読みが甘かった」と思うかもしれない。

そうやって、同じ本を長い時間かけてくり返し
味わえること、そのつど新しい発見があることも
読書の大きな楽しみだなあと、改めて思った。

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