福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫) の感想
参照データ
タイトル | 福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫) |
発売日 | 2014-01-30 |
製作者 | 福沢 諭吉 |
販売元 | KADOKAWA / 角川学芸出版 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 思想・社会 » 思想 |
購入者の感想
この本を、簡単に言い表すと、学際のハシリである。
慶應義塾の塾祖であり、他のお札の肖像変更にも関わらず最高金額紙幣の「顔」でもあり続ける福沢諭吉の上梓した本の一つである。
福翁のタイトルからも分かるとおり、晩年の作であり、時事新報という新聞に連載された社説を100編収録したものだ。
時事新報は、5大新聞の一つ、産経新聞の母体の1つになっているのだが、現在の各紙の社説と比べて、雲と泥ほどの質の差を伺わせる。
内容は、覚えているだけでも、天・宇宙・宗教・道徳・善・男女・夫婦・家族・美・幸福・教育・人間関係、そして独立自尊・・・と例を挙げるに暇がない。
学問のすすめが啓蒙に力を入れていたに対し、人間の内面に踏み込んだ作だと言えるだろう。
著作の中から、共通項をくくり出すなら、【心のありよう】だと思う。
人文系・社会系・自然系と分類できないような力を見せてくれるに値する本である。
慶應義塾の塾祖であり、他のお札の肖像変更にも関わらず最高金額紙幣の「顔」でもあり続ける福沢諭吉の上梓した本の一つである。
福翁のタイトルからも分かるとおり、晩年の作であり、時事新報という新聞に連載された社説を100編収録したものだ。
時事新報は、5大新聞の一つ、産経新聞の母体の1つになっているのだが、現在の各紙の社説と比べて、雲と泥ほどの質の差を伺わせる。
内容は、覚えているだけでも、天・宇宙・宗教・道徳・善・男女・夫婦・家族・美・幸福・教育・人間関係、そして独立自尊・・・と例を挙げるに暇がない。
学問のすすめが啓蒙に力を入れていたに対し、人間の内面に踏み込んだ作だと言えるだろう。
著作の中から、共通項をくくり出すなら、【心のありよう】だと思う。
人文系・社会系・自然系と分類できないような力を見せてくれるに値する本である。