図説 ダンスの解剖・運動学大事典―テクニックの上達と損傷予防のための基礎とエクササイズ の感想

若干読みにくいかなという印象で手にしましたが、内容は実際的で、バレエ教師が普段のレッスンで指導している根拠が明確に記述されている部分も多々あります。
バレエの各ポジションやさまざまなパやムーブメントで、どの筋肉を使ってどう動かすとよのか（つまり怪我をせずに正確にできるのか）が記述されています。
諸研究の一部の知見が引用されている部分もかなりありますが、ある程度の示唆になり、役立つ内容です。
正確に、強く、柔らかく動かすことは、美しさの下に隠れるものですが、非常に重要で、この本には「正確さ、強さ、柔らさを導き出す理論が」書かれています。
ダンスを真剣に学ぶ人々には最適な内容です。