DOSHISHA 4K 28型モニター の感想

2015年末現在、国内で唯一入手できるグレアタイプの4Kモニタです。
国内ではいまだに1920×1080pxelという、解像度がきわめて低いフルHDサイズが一般的ですが、
海外ではもはや4K解像度は当たり前で、4K対応の壁紙が大量配布されています。
国内でも東京オリンピックまでには4Kや8KTVが多くの一般家庭に普及するだろうと予想されていますが
その頃にはPCでも４Kモニタが当たり前のようになっていると思われます。

4Kモニタの価格は当初に比べて大幅に下落しており、それまでの５年間、
不便で汚い低解像度のモニタを使い続ける必要もないですので、
店頭での実物を見ずにネットで衝動買いしました。
使ってみた感想としては、正直良い点と悪い点が半々です。

良い点としては精緻な映像表現が素晴らしい事です。
他に４Kモニタは多数販売されていますが、しょせんはノングレア液晶ですので
いずれも絵が汚いうえ、色合いがノングレア液晶特有の眠たいぼけた代物となっており、
黒に深みが無いためにメリハリが弱く、とても鑑賞に堪えうる代物ではありません。
その点当商品はグレアパネルでありながら写りこみも弱く、
映像美を愛でたい方にとってはお勧めだと思います。
デジカメなどはもはや2500万画素以上が当たり前になっていますが、
プリントしての鑑賞や、フルＨＤといった低解像度モニタ上で鑑賞するより、
段違いの美しさで画像を楽しむ事ができます。
自分もこれを購入して5120×2880pixcelの壁紙3000枚を
５分ごとにランダム切り替えするように設定して楽しんでいます。
また、元々滑らかに表示されていたベクトルフォントがより滑らかになって文字の可読性も高くなり、
文書作成、表計算などの作業も捗ります。

悪い点は幾つもあります。
まずぶっちゃけた話、前面からのデザイン優先で実用は二の次のため、
何を考えてこんな仕様にしたのやら、電源スイッチや調整スイッチなど
全てのスイッチがパネルの裏面についています。