UTB+ (アップ トゥ ボーイ プラス) vol.29 (UTB 2016年 01月号 増刊) の感想

品がある写真の多い今号です。普段から「品」を意識している人、そんな育ちの人はそれが分かる様だし、品よりも元気、エネルギーで快活にやって来た人はそれが写真にも出る。ウソがつけないものだろうなと今号を見て思います。

だからアイドルもこんな雑誌のこんなオーダーに出会ってより磨かれて行くのだと思えます。可愛いだけではないものが、彼女達の中にも芽生える雑誌の様な。それが次に登場する時の楽しみでもあります。

私はハロプロを中心に見ますが、カントリーガールズの小さな座談会の中にも、彼女達が自分たちで作って来たこの１年が読み取れて、先日行ったライブでの充実ぶりと重なり嬉しくなります。ハローの中にも色々なカラーがあり、カントリーの色や手法というのが１つ１年で出来た様な。私の中の新人賞です。特に嗣永さんの不在の時の四人の活躍はまな板の鯉であった筈ですから。天晴れです。

吉川友さんの来年への期待。真野恵里菜さんが撮影現場で胸がときめくという話。言葉１つの裏側にも良質な深みがありそうで、これが形になって行く前なんだなと思えます。

秋元康さんの歌詞には若さの時間が物語になっているし、実際に若い女優さんが少しずつ歩を進めて行く姿が載るのもなぜか身内の様に嬉しくなります。シンプルな中に輝きが沢山ある本誌です。