湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学)
発売日販売日未定
製作者中島 淳
販売元東海大学出版部
JANコード9784486019992
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 生物学

購入者の感想

これまでほとんどの「フィールドの生物学」シリーズを読んできたが、本書はこれらのうち最高傑作だといえる。はじめこそ、文章にやや堅苦しさを覚えるが、研究内容に突っ込んだ部分に入ってくると、徐々に軽妙な語り口に変わり研究に対する著者の熱い思いが伝わってくる。
内容は前半はカマツカの自然史研究、後半はシマドジョウ類の分類学的研究となっている。これらの生き物は人里近い水辺に住む生き物だが、生態や分類の研究が進んでいない。なおかつ、開発などの影響で絶滅の危機に瀕しているものもいるという。
著者はこの現状に注目し研究を進め、苦労を重ねながらも次々に大発見をする。遠い海外でおこなう研究ではなく、一貫して身近な生き物に目を向け研究する姿勢に、「時代遅れ」の学問と呼ばれた博物学の新しい時代の始まりを目の当たりにした気がする。是非一読されたい。

読み始めてその内容にどんどん引き込まれあっという間に読み終えてしまいました。
著者のフィールドでの情景が目に浮かび、楽しく読ませて頂きました。とにかく一度読んでみてね。
私も良く一人でフィールドに行くのですが、、私みたいな「中毒患者」はもう手が震えて、ウェーダー着るのも忘れ網持って水の中に飛び込みたい気持ちになるよ、あぁ~川に行きてぇ~(笑)

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学)

アマゾンで購入する
東海大学出版部から発売された中島 淳の湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究 (フィールドの生物学)(JAN:9784486019992)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.