日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558) の感想

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参照データ

タイトル日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558)
発売日販売日未定
製作者石破 茂
販売元新潮社
JANコード9784106105586
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門

購入者の感想

南シナ海を制圧し続ける中国、核開発をすすめる北朝鮮を見てわかる通り、『日本は憲法9条があるから安全』という考えは売国奴に等しい(カエルの学園)。朝鮮戦争は休止状態にあるだけであって、北朝鮮が韓国を侵攻する可能性は多いにあり、その場合、日本は核を持った独裁国家と国境を接する事になる(周辺事態)。安保理の性格上(常任理事国の拒否権など)、無法国家が現れ不当な武力攻撃を受けたとしても、直ぐには対応して貰えず、集団的自衛権は世界平和の秩序を守る前提として国連憲章でも認められている。しかし、日本においては憲法9条2項『陸海空その他の戦力は、これを保持しない、国の交戦権は、これを認めない』とある為、集団的自衛権は保有するが行使できない…といった解釈がすすめられたり、安保論争が大きく話題になった。野党からは『アメリカの戦争に加担するのか?』(同盟国のジレンマ)『自衛隊を戦争の地に出して良いのか?』と言った声が上がっているが、石破氏が見事に論破してくれている。
『戦略的辺疆』と言う考え方が中国には存在しており、フィリピンのスービック海軍基地やクラーク空軍基地からアメリカが撤退した後、南沙諸島や西沙諸島を実行支配下に置いたのは最近の事であり、もし沖縄からアメリカ軍が撤退したら尖閣諸島の領土問題はどうなってしまうのか?答えは自明の理である。石破氏の言葉にもあるが、個別的自衛権だから良くて、集団的自衛権だからダメと言った概念ではなく、日米安全保証の強化や日本の安全の為には何が大切であるのか?深く考えさせられると共に、集団的自衛権の入門(本のタイトルにある様に)としては最適の一冊ではないだろうか。

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