リョービ(RYOBI) 小型レシプロソー RJK-120 ケースなし 619400A の感想

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実家の父が亡くなって家を継ぐことになりましたが、数年間老人ホームに入っていた関係で無人だった家は荒れ放題。せめて家の裏にあるゴミの裁断や、伸び放題で隣家の敷地内まで延びている庭木の枝処理だけでも先にやらねばと気ばかりが焦るのですが、週に一日だけの休みで何もかもをたった一人でやろうとしても遅遅としてコトは進まず、いったい何日かかるのかと途方に暮れるばかりでした。

そんな折にレシプロソーのことを知り、もしかすると少しは効率が上がるかもしれないと使ってみましたら狙いは的中、これのおかげで一日仕事が半日以下で済みます。考えてみれば、ハンマーでガンガン打撃を加えて分解・手ノコでギコギコ裁断なんて人手が集まる時にのみ有効な手段で、それに比べればスイッチ1つでブンブン切ってくれるこれ1本あれば仕事は速くて疲れ知らず、まさに数人分の働きをしてくれることにもっと早く気づくべきでした。

少し高い所での作業も多少はあるので充電式とどちらにするか迷いましたが、基本的に山奥などの電源を確保できない場所で使う予定は無いので、こちらを選択する代わりに15mのコードリールも併せて購入しました。結果、本体の電源コードも5mあるので家の敷地内で使う分には全く不足ナシ。却ってバッテリー残量を気にしなくて済む分、長時間の作業にはこちらを選んで正解でした。切れ味はとても良く、切断する物をブレないようしっかり固定しさえすれば、モノに当ててスイッチON→軽く前後動した途端に驚くほどのスピードで切り進んで行きます。なので、却って高所での作業時はバランスを崩さないよう注意が必要です。

作動音はそれなりに出るとはいえ日中であればそれほど大きくは感じず、本体の大きさ・持ち重りの無さを考慮すると良く音を殺している方だと思います。発生する熱は、木の枝のように数秒毎にスイッチの断続を繰り返す程度なら全く気になりませんが、大物や長物で数十秒ON⇔数秒間だけOFFを繰り返していると、放熱が次第に追い付かなくなってくると同時に僅かずつですが作業効率も落ちてきます。充電式と比べるとその落ち方も軽度なはずですが、ついつい調子に乗ってモーターにも負担をかけがちになりますので、適度なインターバルを設けて冷却を意識する方が寿命を伸ばせるでしょう。