メタルギア ソリッド ファントムペイン (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | メタルギア ソリッド ファントムペイン (角川文庫) |
発売日 | 2015-10-24 |
製作者 | 野島 一人 |
販売元 | KADOKAWA/角川書店 |
JANコード | 9784041032305 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー |
購入者の感想
MGSVをプレーした者として、ノベライズに期待したのはきちんとした補完でしたが、ストーリーとしての補完はゼロでした。感情描写を補完している部分は評価できますが、ストーリーとしてはゲームよりも要素は少ないです。例にEP51も触り程度です。MG,MG2,MGSにどう繋がるか、イシュメールは何をしているのか等の疑問は全く明らかにされていません。説明文には「メタルギアサーガ、ここに終わる」とありますが、今までゲーム、ノベライズのほとんど全てをやってきた自分にはそれでは到底納得できません。また、後書きに「英雄を失った読者がどう進んでいくか」とあります。今回のMGSVがオープンフィールドで進められる「自主性」の高いゲームであることをストーリーにも活かそうとする小島監督の意図はわかります。しかし、果たしてそれがキチンと表現されたか、ストーリーがそれに適した物だったかは甚だ疑問です。MG,MGSシリーズの時系列の複雑さもそれに影響していると思います。「ファンの一人」として、このあたりが続編としてキチンと完結されることを願うばかりです。